▼初夏に要注意
今年、大阪・奈良・岡山などで毛虫が大量発生(!)しているそうです。 聞いただけでもゾゾッとくる話ですが…みなさん、毛虫には要注意です! |
先日ハピスロメールマガジンでお伝え致しましたが、隊員ちはるの体に、ある日、ナゾの湿疹が現れ始めました。
食べ物でアレルギーを起こした事は過去に無く、幼少期から犬や猫を飼っていた為か、動物アレルギーも無く…。原因が思い当りませんでした。
そうこうしているうちに、当初は片方の腕だけだった発疹がもう片方の腕にも、そして両脚にも… みるみるうちに全身に現れ始めたのです! |
その痒さたるや!
夜もロクに眠れないほどの我慢できない痒みです。
地元で名医と呼ばれる皮膚科へ駆け込み、先生に状態を見せると、まず初めに「木の下か何かへ行かれた覚えは?」と聞くのです。そして「この湿疹の出方は、ほぼ間違いなく毛虫の毒です」と!
…湿疹が現れ始めた日、お墓参りに行き、確かに木の多い場所を通ったのですが、大の虫嫌いな為、新緑のシーズンは毛虫の落下を避ける為、木の下をくぐる時は日傘を欠かさなかったのです。モチロン、触れた覚えなんてありません。
それを医師に伝えると、「触れていない場合でも、毛虫が落とした毛が風で飛ばされて、衣服に付いただけでも毒性を発揮するんです」と言うではありませんか!! |
▼直接触れなくても毒性を発揮
調べてみたところ、毎年6~7月頃には、この「毛虫皮膚炎」でヒドイ状態になり、皮膚科を訪れる人が急増するそうです。
そして多くの人が「毛虫と接触した覚えがない」と言うらしいのです。
風に乗せて毒針を飛ばすなんて…なんと恐ろしい!
ウカウカ木の傍へ近寄る事すらできません!
▼毛虫皮膚炎をどう防ぐ?
毛虫と接触してしまった場合の対処方法をご説明します。
●直接触れた場合
患部に触れる事により毛が皮膚の内側へ入り込み、強い毒性を発揮しますので、触れてはいけません。 ガムテープを患部に貼り付け、ベリッとめくって刺さった毛を抜いてしまいます。 |
その後よく水洗いし、消毒しておきましょう。
●衣服に毛虫が付いたら
この場合も上記と同様、まずは毒毛を除去する為にガムテープを触れた部分に張り付けて剥がします。
そして着ていたもの全て(下着類も)を50℃以上の湯で洗濯します。(毒性は熱に弱い為) 念のため、身に着けていた小物類(バッグや帽子など)もテープで処理しておいた方がいいでしょう。 |
●木の多い場所へ出かけた後は
痒みがある・発疹がある等の場合は、着ているものをできるだけ早く脱ぎ、患部に触れない様にしましょう。
(隊員ちはるは、この時点で掻いてしまったのですね(T_T)
●洗濯物も要注意!
ベランダの近くに木(桜・椿・サザンカなど)がある場合、気付かない内に風で飛ばされた毛虫やその毛が衣服やタオルなどに不着し、湿疹を引き起こす事もよくあるそうです。 |
できるだけ木から遠い場所に干すか、木との間に風防などを設ける事で害を避けられます。
▼毛虫皮膚炎になってしまったら?
すでに体の一部に発疹が広がり始めている場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。市販の塗り薬で痒みを抑えるのは難しいです。
皮膚科では、アレルギー症状を抑える飲み薬と塗り薬が処方されます。皮膚の状態を見せ、痒みが強い事を伝えると、おそらくステロイド配合の塗り薬が処方されます。
「ステロイドは出来るだけ避けたい」という方も多いと思います。その場合は医師にその旨を伝え、その他の治療法はないか?を相談しましょう。
皮膚炎にかかって肌が敏感になっている時は、痒みを感じる神経が皮膚表面の辺りまで伸びてきています。よって、少しの刺激でも「痒い!」と感じてしまいます。
病院で処方される保湿剤をマメに塗るだけでも、痒みはずいぶん抑えられますので、薬と共に保湿剤も出してもらうと良いでしょう。
▼毛虫皮膚炎が完治するまでの期間は?
これは人によってかなりの差がある様です。早い人では1週間程度、長い場合は2か月以上かかるケースもあります。(ちなみに筆者は2~3ヶ月かかりました)
治るまでの間は、激しい運動や飲酒は避けましょう。
痒みを我慢するのはとってもツライもの。アレルギー反応が強い場合は、発熱やアナフィラキシーショックを起こす事もあるそう。
山や公園などへ出掛ける際は皆様も十分にお気を付け下さい!
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