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今日で八月も終わりを迎えました。
安曇野の朝はひんやりとした空気が流れ、夏の名残を感じつつも、秋の気配が一歩ずつ近づいてまいりました。
セミの声に混じり、草むらからは早くも秋の虫の音が聞こえてくるのは、この季節ならではの情景ですね。

八月を振り返って

今年の夏も暑さが厳しく、皆さまの体にも大きな負担がかかったことと思います。
冷房による冷え、強い日差しによる疲労、そして湿気による体の重さ――。
その積み重ねが、今の「夏の終わりの怠さ」として表れている方も多いのではないでしょうか。

九月への備え

季節の変わり目には、体をゆるやかに整えることが大切です。

温かい飲み物を取り入れる
　朝は白湯や生姜湯で胃腸を目覚めさせましょう。

睡眠のリズムを保つ
　夏の間に乱れた睡眠時間を整えることが、秋の健康につながります。

軽い運動で巡りをよくする
　朝夕の涼しい時間帯に歩くのがおすすめです。

食卓に秋の恵みを
　ナスや梨など、体をほどよく冷まし潤す食材を取り入れてください。

玄海の一句

夏果つる　蝉の名残に　風しずか

八月の暑さを乗り越えた体を、どうぞ労わってあげてください。
明日から始まる九月が、皆さまにとって健やかで実りある月となりますように。

松川玄海