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ライザ・ミネリとキャバレーはもっとも好きなミュージカルのひとつですが、この背景となる第二次世界大戦前のベルリンの様子を伝えてくれます。

ナチスが台頭し、ユダヤ人迫害が激しくなっていったドイツの歴史をミュージカルという形を超えて伝えてくれます。

オスカー受賞も当然の作品でした。
主役のライザ・ミネリも素晴らしかったのですが助演賞のジョエル・グレイが光りました。

この映画がまだ公開されていたころにベルリンに看護師であった昔の彼女と一緒に住んでいました。東の重苦しい壁に囲まれた多くの建物には大砲の弾痕があちこちに残っていました。

映画に出て来る鉄道の高架橋に貼られた山吹色タイルなどあちこちに残っていました。

今のドイツの若者にはもう遥か遠い昔の話で、その話をしても解らないでしょう。

その彼女の妹とは今でも兄、妹と呼び合うほどの仲ですが、後に高校生になった姉（昔カノ）の息子と私の息子が仲良しになり、ある日妹が二人に総てを話してしまいました。余計な事は話すなとは言ってありましたが,まったく女って.....（笑）

二人とも驚き、もしかすると僕たちはホントの兄弟だったのかも知れないと大笑いでした。