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前記事『なぞかけ回答者一部掲載あり』に解答を貼りました。ご挑戦くださった方はご確認をどうぞ^^
http://happyslow.com/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=50384&req_uid=22337

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先日、「ストーリーズ」事件の涙「たどりついたバス停で～ある女性ホームレスの死～」を観た。
こういったドキュメント系が好きだが、見逃すことが多々ある。
人間の業・罪・死・欲望を浮き彫りにし視聴者に訴えかけるものはわたしの心に強烈に刺さり〝淀んだ目に涙″させられる。

昨年11月の事件なので皆さんご承知の事と思う。
東京・渋谷区内のバス停で休んでいたホームレスの女性が男に殴られ命を落とした。
当時、所持していた現金はわずか８円。
生活苦の末に行き場を失い、事件に巻き込まれた。
「彼女は私だ」「彼女は社会に殺された・・」
今、大勢の女性たちが被害者に自らを重ね、ＳＮＳなどを通して声を上げ始めているらしい。

事件は～
昨年11月16日の午前11時ごろ
早朝のバス停で
女性が路上で倒れているのが見つかった。
京王線の笹塚駅から、北東に400メートル余り離れた幹線道路沿いのバス停。ここで、早朝に60代くらいの女性が倒れていたという。

女性は搬送先の病院で亡くなっていた。
警視庁によると、現場近くの防犯カメラにはその日の早朝、
男がベンチに座っている女性に近づき、突然何かが入った袋で頭を殴りつける様子が写っていた。※ペットボトルに石を詰めた物だった。

警視庁が身元の確認を進めた結果、
女性は広島県出身の大林三佐子さん（当時64）と判明した。
去年の春頃から路上生活をしていたとみられる。
事件から5日後、
近所に住む46歳の男が交番に出頭し、傷害致死の疑いで逮捕された。

取材で辿り着いた、元同僚の女性の話。
大林さんは、去年の始めまで首都圏各地のスーパーで試食販売員として働いていた。
彼女が誰かに弱音を吐いたり、人を頼ったりすることを一度も見たことが無い。が、身元が確認された当時、警視庁の発表では「職業不詳」とされてしまった。「彼女が『路上生活者』として扱われる事が複雑な思いで「本当の彼女を知ってほしい」と語ってくれたのだ。
～口の無い大林さんにとって、この元同僚の声だけが唯一救いとなった事だろう～

それにしても・・世の中コロナも無い平和な時代から「働けない」と偽り不正自給が横行するというのに、大林さんは働く意志が十二分にあるに関わらず、働き場所をコロナに奪われてしまった（と言っても過言でない）。遂には横になって寝る処も無く、誰もいないバス停の細いベンチで休む事を余儀なくされた。
世間に迷惑掛けぬよう、ひっそり行動していたのに・・
なぜこんな惨い殺され方をされなければならなかったのか？

あの、深夜誰も来ないバス停にポツンとただひとり
細いベンチに腰掛け俯いた写真・・
とても正視出来ない
なのに、その残像が頭から離れない。
おそらく、あの写真を大勢の目に晒すのは彼女の本意でないだろう
明るく夢に向かって精いっぱい生きていた彼女が、最後に非業の死を遂げた。その無念を思うと切なくやるせなく胸が痛んでならない。

大林さんのご冥福を唯ゝ心から願うばかりです。