我路 さんの日記
2020
12月
14
(月)
21:56
本文
目と言うものは実に色々な効果な演出を生み出すものである。
この男が、暖簾をくぐる時に見せた目や、俺が生ビールを頼もうと思った時に見せた目は、正にそれその物であった。
例えば、多少の歪みがある顔の造作であっても、潤んだ大きな黒い瞳などは、なぜか全体を美しい印象に変える効果があるのではないだろうか。
昔に交流のあった諸外国の人の青い瞳は、実に冷たく美しかった。
青い瞳と言うものは、白い肌に合うのだ問う事が良く分かった。
その友人の人は、瞳が緑色であった。
それには、居合わせた俺の友人全てが感動した。
緑色の瞳と言うのは、驚くほど神秘的であった。
どのような世界が見えるのか、聴いてみたが我々と同じ様なものらしい。
目の前に座る、この男の瞳は黒色だ。
実に、黒い色なのだ。
殆どの日本人は、茶色の瞳をしている。
まだ、邪気のない幼児ならばともかく、真っ黒い瞳のくそオヤジは実に珍しいと思う。
だからと言って、この男に邪気が無い訳ではない。
どちらかと言えば、邪気が多すぎてあまり人に好かれるタイプではないだろう。
しかもこの男の瞳。
時々、爬虫類の様に縦に成る。
その時に舌を出したならば、きっと舌先は爬虫類の様に割れているに違いない。
それは、俺が散々飲んで居ると言うのだが、それは違う。
素面の時に、一度だけこの男の瞳が縦に開くのを見たのだ。
一度、しこたま酔った席でこの事を言ったら、爬虫類男はひどく沈んでしまった事があった。
きっと気が付いたのは、俺だけであったろう。
俺は、ずい分と酔っていたがとても恥ずかしかった。
本当の事だったが、それを口にした事がとても恥ずかしい事だと思った。
それだから、みんなの前ではわざと、こんな事を言ってみんなを笑わせたのだった。
「こいつは爬虫類だぞ!いやそんな印象を与える顔なんだよな!」
だから、どんなに瞳が黒色であっても、この男は爬虫類なのである。
もともと俺にはそんな事が分かるモノを受け継いでいた。
祖母がそうであり、お袋がそうであった様に受け継がれたのだった。
それは、信じられないだろうが娘にも受け継がれてた。
見えるモノはそれほど怖い訳では無い。
少しばかり驚くだけで、何度か繰り返すうちに慣れてしまい何とも思わなくなってしまう。
曲がり角を曲がってくる白色のセダンのボンネットの上に、血だらけの生首が乗っているのが見えた時はさすがにビビった。
でも、目の前を通り過ぎる時に目を合わせようとする生首の目は見てはいけない。
そんな時は決まって、小さな時からお袋が言っていた「鶴亀」を三回唱えた。
幼い俺の手を引き歩きお袋は時折、「鶴亀」を唱えていた。
きっと、そういう事だったのだ。
一人娘がろくに言葉もしゃべれない時に、見せる事には驚きはしなかった。
そこら中に、いろいろなモノが現れているのだろう。
身内が現れるならば嬉しいが、見えたり感じたりするモノの殆どがむかつく相手だ。
感じるモノは特に始末が悪い。
時には、押しつぶされそうになる事もある。
軽いものであれば「鶴亀」で済んでしまうが…
どうしてもその時は、「霊」?に助けを求めてしまう。
「守護霊」や「背後霊」が代表格だろう。
俺は、ご先祖様が一番の「守護霊」だと感じている。
それに反する「霊」で怖い思いをしたものを思い出してみよう。
「地縛霊」と「動物霊」かな。
もっとも「動物霊」は、「守護霊」になって災いから救ってくれるものがある。
じつに微妙な感覚な世界だ。
くだらない話だと思うだろうが、そっち側に少しでも踏み込んだ事の有る者にとっては面倒くさい事だ。
くだらない話だと思う者は幸せだと思え。
あれ?何の話をして居たんだでしたっけ?
そうだ!焼肉だった!
話がずい分ずれてしまった(笑)
こんな話は、おしまいにしましょう。
この男が、暖簾をくぐる時に見せた目や、俺が生ビールを頼もうと思った時に見せた目は、正にそれその物であった。
例えば、多少の歪みがある顔の造作であっても、潤んだ大きな黒い瞳などは、なぜか全体を美しい印象に変える効果があるのではないだろうか。
昔に交流のあった諸外国の人の青い瞳は、実に冷たく美しかった。
青い瞳と言うものは、白い肌に合うのだ問う事が良く分かった。
その友人の人は、瞳が緑色であった。
それには、居合わせた俺の友人全てが感動した。
緑色の瞳と言うのは、驚くほど神秘的であった。
どのような世界が見えるのか、聴いてみたが我々と同じ様なものらしい。
目の前に座る、この男の瞳は黒色だ。
実に、黒い色なのだ。
殆どの日本人は、茶色の瞳をしている。
まだ、邪気のない幼児ならばともかく、真っ黒い瞳のくそオヤジは実に珍しいと思う。
だからと言って、この男に邪気が無い訳ではない。
どちらかと言えば、邪気が多すぎてあまり人に好かれるタイプではないだろう。
しかもこの男の瞳。
時々、爬虫類の様に縦に成る。
その時に舌を出したならば、きっと舌先は爬虫類の様に割れているに違いない。
それは、俺が散々飲んで居ると言うのだが、それは違う。
素面の時に、一度だけこの男の瞳が縦に開くのを見たのだ。
一度、しこたま酔った席でこの事を言ったら、爬虫類男はひどく沈んでしまった事があった。
きっと気が付いたのは、俺だけであったろう。
俺は、ずい分と酔っていたがとても恥ずかしかった。
本当の事だったが、それを口にした事がとても恥ずかしい事だと思った。
それだから、みんなの前ではわざと、こんな事を言ってみんなを笑わせたのだった。
「こいつは爬虫類だぞ!いやそんな印象を与える顔なんだよな!」
だから、どんなに瞳が黒色であっても、この男は爬虫類なのである。
もともと俺にはそんな事が分かるモノを受け継いでいた。
祖母がそうであり、お袋がそうであった様に受け継がれたのだった。
それは、信じられないだろうが娘にも受け継がれてた。
見えるモノはそれほど怖い訳では無い。
少しばかり驚くだけで、何度か繰り返すうちに慣れてしまい何とも思わなくなってしまう。
曲がり角を曲がってくる白色のセダンのボンネットの上に、血だらけの生首が乗っているのが見えた時はさすがにビビった。
でも、目の前を通り過ぎる時に目を合わせようとする生首の目は見てはいけない。
そんな時は決まって、小さな時からお袋が言っていた「鶴亀」を三回唱えた。
幼い俺の手を引き歩きお袋は時折、「鶴亀」を唱えていた。
きっと、そういう事だったのだ。
一人娘がろくに言葉もしゃべれない時に、見せる事には驚きはしなかった。
そこら中に、いろいろなモノが現れているのだろう。
身内が現れるならば嬉しいが、見えたり感じたりするモノの殆どがむかつく相手だ。
感じるモノは特に始末が悪い。
時には、押しつぶされそうになる事もある。
軽いものであれば「鶴亀」で済んでしまうが…
どうしてもその時は、「霊」?に助けを求めてしまう。
「守護霊」や「背後霊」が代表格だろう。
俺は、ご先祖様が一番の「守護霊」だと感じている。
それに反する「霊」で怖い思いをしたものを思い出してみよう。
「地縛霊」と「動物霊」かな。
もっとも「動物霊」は、「守護霊」になって災いから救ってくれるものがある。
じつに微妙な感覚な世界だ。
くだらない話だと思うだろうが、そっち側に少しでも踏み込んだ事の有る者にとっては面倒くさい事だ。
くだらない話だと思う者は幸せだと思え。
あれ?何の話をして居たんだでしたっけ?
そうだ!焼肉だった!
話がずい分ずれてしまった(笑)
こんな話は、おしまいにしましょう。
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