40代・50代・60代・70代の友達作り・趣味探し・交流サイト

３２歳で脱サラを敢行して以来ぅン十年もの長い間、赤貧洗うが如しを地で行く艱難辛苦の末、ようやく　ここ10年程は人並みな生活が出来るようになりました。
貧乏な夫婦には喧嘩が耐えないものです。
何度我慢の限界を越えそうになったか覚えていないほど夫婦喧嘩の連続でした。

「やっと少しは楽に喰えそうだ！」と思う間もなく、今度は家内が病を得て　また新たな苦労が始まりました。
診断を下した医者から「何か大きなストレスを受けたのではありませんか？」と言われたらしく、「病気の原因は私にある！」と思い込んだ家内のそれ以後は、寄ると触ると「文句と嫌味それに蔑み、更にそこまで言うか？と思う程の悪口雑言の嵐」が吹き荒れ、何度「もう限界だ！」と思ったことでしょうか？

しかし、＜それもこれも私が撒いた種の結実＞だと思い、「家内が当たれる相手は私しか居ないのだ！」と思い直し、少しずつ緩め始めていたギヤを再度トップギヤに入れて走り続けてきました。

そんな中でも子供達を大学に通わせ、家も建てましたが、建てた家は少々日当たりが悪く、「家に居る家内の為にはならない！」と考えて、一日中　日が当たる新たな土地を手に入れてもう一軒家を建て、今はその家に夫婦で住んでいます。
以前の家には娘家族を住まわせ、私はお金が取れない大家さんに！

会社の事務所は借り物でした。
しかし、この度大家さんが手離したいとのことで、先ずは「借主の私の会社で買ってもらえないか？」との打診がありした。
大家が買って欲しいと言う時には、ボールはこちらにあります。
言い値の半額程度で指値をして返事を待っていたところ、その金額で入手できることになりました。
その資金は会社から！
しかし、住んでいる家の土地を買い家を建てた資金は老後の資金を全部費やして私個人の出費でしたので、まだまだ働かないで済む身分ではありません。
これからも何等変わることなく働き続けます。

人生　生きるも死ぬも一度だけ！
「男としてこの世に生まれて、何も残さずに死んでたまるか？！」と思い、更に　どこかの世代が頑張らないと子孫はいつまでも楽にはならない！と思って頑張り抜き、ようやく人生の集大成にまで漕ぎつけました。

コロナっちのせいで、呑みに出ることさえままなりません。
土曜日の夜は一人静かに祝杯を上げました。

赤貧にも「別れる」の一言も言わず　ついて来てくれた家内への感謝とともに、誰にも頼ることなく、群れず媚びずを貫いた＜我が来し道＞を振り返りながら・・・