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「ＨＰを見た」という或るお宅の奥さんから電話を貰って、打ち合わせに行ってきました。

嫌に何度も「どれぐらい掛かりそうですか？」と聞かれるので、「そうですね～？正確にはお見積をしますが、相場的には○○円ぐらいでしょうか？」と、若干高めの金額をいうと、「じゃ～、○○○円で見積を貰えます？」

「はぁ？その金額だと、逆に高くなりますが・・・」

「あ、それでいいんです！」

お茶を戴きながら、詳しく話を聞きました。

「旦那の金遣いの荒さにはほとほと困っているので」と言います。

＜意味わからん！＞と思って、「もう少し解るように話して貰えませんか？」

「言い難いんですけど」と言いながら、話してくれたことを掻い摘むと・・・ご主人には外に女がいてお金をバンバン使うのに、私には生活費が足りない程度しか渡してくれない。
だから、相場より若干高いお金を主人から取って貰って、多い部分を私に還元して貰えないか？ついては、あなたにもその一部をお渡ししたい・・・とまぁ、こんなことのようでした。

つまり、私の小遣いの心配までしてくれて、奥さんの小遣い銭を旦那から搾り取ろうとしていたのでした。

お金の受け渡しには　公的な第三者を入れることで社員の不正も防げますし、税務署からあらぬ疑いをかけられることもなくなりますので、私の会社は、お客様からのお支払いについては、全て銀行振り込みとして戴いています。

それでも振込みが苦手なお年寄りなどは＜現金の授受＞を希望されますので、少ないとはいえ全くない訳ではありません。

しかし、税務署が最も疑いの目を向けるのは＜現金の受け渡し＞と＜期末の仕事内容＞です。
領収書の綴りには半片が残りますが、税務署の係員は＜抜いた半片の有無＞までしっかり見ますので、書き損じの領収書などもきちんと保管しておく必要があります。

ましてや＜現金の受け渡し＞があると、お金の流れまでしっかり確認され、時にはお客さまの自宅まで出向いて確認をするのでしょう？
お客さまの住所や電話番号まで控えて帰るほどの緻密さです。

そんな事情を説明して、仕事自体をお断りしました。

或いは不倫の資金かな？と＜下衆の勘ぐり＞をしたくなるほど綺麗な奥さんでした。

年のころは50代前半？
＜今最も危ない頃かな？＞と思った＜打ち合わせ模様？＞でした。