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tinc さんの日記
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TOP  >  ハピブロ(日記・blog)  >  tinc  >  未分類  >  楽しみとしての読書

tinc さんの日記

 
2020
5月 5
(火)
00:11
楽しみとしての読書
本文
ここ数日、若い頃によく読んだハードボイルドもののミステリを再び読んでいる。ハードボイルドはとても間口の広いジャンルで、美麗な文章で作品世界に浸らせてくれるものや人間に備わる悪徳を克明に告発するもの、喜劇的でほっとさせてくれるもの、論理の美しさを打ち出すもの、と様々な作品がある。

私が最初に夢中になったのは魅力的なヒーローやヒロイン達の活躍が中心に据えられているものであった。フィリップ・マーロウ、名無しの探偵、アルバート・サムスン、V.I.ウォーショースキー、コーデリア・グレイ、バーク、等々の人々は、私の周囲に実在したどんな偉い人たちよりも尊敬するべき存在であった。明晰な思考で他者の嘘をあばいたり、格闘術や銃で敵を撃退したりする彼らに感情移入はできなかったが、憧れる相手がいるというのは良いものである。私は彼らのおかげで倫理なるものを頭に置くようになった。人間一般を良いものだと思えず苦しんでいたのが思春期に差し掛かる頃の私であった。良いものでなくとも向き合い尊重してみようかな、と思うようになったのはハードボイルドの主人公達の影響が大きい。

そう言うとハードボイルドが高尚であったり人を成長させたりするもののような印象になるかもしれないが、私は高尚だったことも無いし成長せず老化ばかりしている。私にとってはハードボイルドも含めて読書が何よりも楽しみのためのものであり、古着や古靴を集めたり散歩をしたり映画を観たり音楽を聴いたりするのと同じく、人類の発展に寄与しようがすまいが自分のためにしていることである。
最近は読書に何か知的なイメージがつきまとうように思う。本は娯楽としても優れているのに近寄りがたいもののように扱うのは勿体ないことでもあるし、私としても本を読んでいるという理由で知的な人物のように見なされたらたまったものではない。頭が良かろうと悪かろうと読書はきっと楽しいものである。
閲覧(1690)
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投稿者 スレッド
tinc
投稿日時: 2020/5/6 21:29  更新日時: 2020/5/6 21:29
プラチナ
登録日: 2019/8/24
居住地: 東京都
: 男性
投稿数: 1735
 RE: 楽しみとしての読書
chiruruさま

コメントありがとうございます。tincです。
私もご存知の通り?酔っ払いながらお返事させて頂いております。

読みたいのに読めない時、私も経験したことがあります。
あれは何なのかな、と私の場合はずっと分からずにいるのですが、すごく大人になってしまって本が読めなくなった、とは聞くだにお辛そうです。
すごく大人でないことを悪く言われてしまうこともあるかもしれませんが、すごく大人でなくたって楽しいほうが私は好きです。

楽しい読書と他の楽しいことが、chiruruさまにたくさん訪れることを願っています。
何かいいことあったら教えて下さいね!
chiruru
投稿日時: 2020/5/6 19:23  更新日時: 2020/5/6 19:23
プラチナ
登録日: 2018/1/3
居住地: 千葉県
: 女性
投稿数: 650
 RE: 楽しみとしての読書
こんばんは~
ご存じの通り?酔っ払いながら書いておりますのでm(__)m

そうだよね、読書は勉強じゃなく娯楽なんだった!

いま、読みたい本がたくさんあってでも読めなくて( ノД`)シクシク…
それは時間がなくて読めないっていうのではなくて感性が読めなくなっていて、本を楽しく読めなくなっているんです。
若い頃って意味など分からずにただ雰囲気だけで格好いいだとかそんな感じでもどんどん読めていたんだけど。
そしてそれが自分自身を形成すらしていたんだ

今は私はそごく大人になってしまったんだと思う。

だから今ね、tuncさんのブログから楽しい読書!しようって思いました。
ただ楽しむってこと忘れていたよ
tinc
投稿日時: 2020/5/5 18:30  更新日時: 2020/5/5 18:30
プラチナ
登録日: 2019/8/24
居住地: 東京都
: 男性
投稿数: 1735
 RE: 楽しみとしての読書
starfishさま

こんばんは。tincです。
コメントありがとうございます。

パトリシア・コーンウェルの小説は『スズメバチの巣』に始まるシリーズしか読んでいないのですが、ケイ・スカーペッタの『検屍官』シリーズの方が有名ですよね。
たくさん出ているみたいなので追うのが大変そうですが、コーンウェルの筆力を思い出すと読まないで済ませるのは勿体ないと思いますので取り寄せたいところです。

私も犯人が分かったためしがありません。
本格ミステリの要素の強いものなら犯人を当てるのも楽しいかもしれませんが、いくつも考えられる展開から「ありそう」なのを選んでそれが当たった、みたいなのは論理的解決ではないと考えているので特に犯人探しもしないことが多くあります。それでも楽しめるのがミステリの懐の深さの一つかと思います。
tinc
投稿日時: 2020/5/5 18:21  更新日時: 2020/5/5 18:21
プラチナ
登録日: 2019/8/24
居住地: 東京都
: 男性
投稿数: 1735
 RE: 楽しみとしての読書
我路さま

こんばんは。コメントありがとうございます。
tincです。

ラジオドラマ、私も大好きです。
あまりたくさんは聴いていませんが、昔『遠い背中』というラジオドラマが自分の苦手な恋愛ものなのに楽しめて驚きました。
ハードボイルドのラジオドラマも興味がありますので、是非探してみたいと思います。音源がまとまった形で出版されているといいのですが、ラジオ関係はなかなかそれが難しいみたいですね。
難航しそうです。
starfish
投稿日時: 2020/5/5 9:36  更新日時: 2020/5/5 9:36
プラチナ
登録日: 2019/9/10
居住地: 東京
: 女性
投稿数: 4004
 RE: 楽しみとしての読書
おはようございます。

私は探偵ものは女性探偵専門ですが
女性が主人公のモノでは
さらにタフでハードな描写の多い
パトリシア・コーンウェルの「検屍官」のシリーズも好きでした。

http://kodanshabunko.com/cornwell/

日本でも近年「アンナチュラル」なるテレビドラマがありましたが
私は米津玄師さんの「Lemon」を聞くと上記の検屍官を思い浮かべます。

ちなみに推理ものはよく「途中から犯人が分かったよ」など言う方がいらっしゃいますが
私はぜーんぜんそんなことはなく
毎回「そうかぁ。やられた」と思います(^^;
我路
投稿日時: 2020/5/5 5:08  更新日時: 2020/5/5 5:08
プラチナ
登録日: 2020/4/17
居住地: 神奈川
:
投稿数: 444
 RE: 楽しみとしての読書
tincさん
お早うございます。

お詳しいですね!
ハードボイルド大好きです!

大昔ですが、FM東京の夜の番組ですが。
富士フィルム提供の「あいつ」と言う朗読番組がありました。

もちろんハードボイルドです。
矢島正明さんが、淡々と朗読をする短い番組でしたが、毎晩楽しみに聴いたものです。

あとで知った事ですが、矢作俊彦の小説の抜粋でした。


ラジオドラマ…面白いのになぁ…
tinc
投稿日時: 2020/5/5 2:45  更新日時: 2020/5/5 2:45
プラチナ
登録日: 2019/8/24
居住地: 東京都
: 男性
投稿数: 1735
 RE: 楽しみとしての読書
まのさま

こんばんは、tincです。
コメントありがとうございます。

推理小説が異端という時代があったことは聞いたことはありましたが、いつの間に人々の認識が変わったのでしょうかね。かつてのカウンターカルチャーが今やハイカルチャーに近いサブカルチャーみたいな扱いです。世間というのは変わり身が早すぎないかと思います。

感情を排したタフな精神、というご指摘はまさに私が言いたくて言えなかったことでして、思うに何かを為すのに私情を挟まないで臨むことが要求されるということは多いのですよね。利他の善行であってもそうで、有名な「強くなければ生きてゆけない、優しくなければ生きている資格が無い」の言葉にもその一面が表現されていると思います。

読み物は生き延びさせてくれる、というのも仰る通りだと思います。精神の糧という英語の言い回しは本当ですね。
まの
投稿日時: 2020/5/5 1:28  更新日時: 2020/5/5 1:28
プラチナ
登録日: 2015/1/6
居住地: 京都府
: 女性
投稿数: 4539
 RE: 楽しみとしての読書
tincさん、こんばんは

私の世代では、推理小説は文学ではなく、傍流中の傍流、異端ですらある読み物だったので、趣味読書の中には含まれない分野だったような気がします。

でも、そんなカウンターカルチャーにはまり、憧れて異文化を知り、自分の立ち位置を見直すきっかけにしたりするんですよね。特に推理小説は知恵比べみたいなところもあり、面白かったし、感情を排したタフな精神がハードボイルドからは学べた気がします。

その主人公、全部大好きかも知れません。最近ではミレニアムとか、大沢在昌さんものにもはまりました。

その世界観にハマることができる読み物は何日か、何ヶ月か、何年か、生き延びさせてくれるものやと私は思っています

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