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私が5才のガキの頃、玩具店に勇んで入ろうとした瞬間に、大人の乗った自転車と激突しました。
転倒した弾みで膝を強打、砂利道を転がりました。今の時代なら、警察官立ち会いの事故扱いでしょうね。
でも、立ち上がり、泣きながら家に着きました。ぶっつけた　おじさんは、私の手を引いて同行、母に詫びました。

母が、ひざ小僧に「赤チン」を塗って、治療はこれで終わりです。
三時間後、紙包み抱えた　おじさんが来ました。
「干しバナナ」が５本入ってました。こんな旨いもの、この世にあったのかと、大感激しました。
母は食べ過ぎると鼻血が出るとか言って、一本の半分、またその半部に切って、一日二回に分けて食べることになりました。
おじさんは、以後来ませんでした。子供の目で見て、当時の大人は皆さんは立派に見えました。

それから40年後、忘れていた「干しバナナ」と遭遇しました。
東京・京橋にある明治屋本店です。一階は食品販売の店舗で、洒落た美味しいものが詰まってます。
満足度が100％の店です。
勤務先から近く、度々覗きに入ってる内に発見。早速、一包み五本を買いました。
干しバナナは、食事直後にすぐエネルギーに変わるブドウ糖や、じっくり時間をかけてエネルギーに変わる果糖など、疲労を素早く回復させる、優れた栄養食です。
夏バテの時には、よく食べました。
皆さんも、如何ですか。