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覚えてますか以前投稿した不思議なお墓の話。
遂に解明しました。


いえいえ、決して残忍なプーチンを閉じ込める為のお墓では有りません。

それにはこんな背景が有ったのです。




つまり最初の画像の鉄柵は盗掘を防ぐ為だったのです。

今の高度に発達した医学の道程にはこのような驚愕すべき歴史が有ったということです。

医学的な探求心と倫理的な良心との狭間に起きていた事、複雑な気持ちになるかも知れませんが。



フランケンシュタインのお話をご存じでしょうか。

おそらく、その物語のアイデアとなったのはこの死体盗掘のことだったようです。

原作者はイギリスの小説家メアリー・シェリー、その頃はまだまだ死体盗掘が盛んだった1818年の作品で、舞台はスイスです。

我々が知っているのはハリウッド映画のモンスターですが、原作は映画とは大分異なってとても悲しいストーリーだったようです。

「シェリーは怪物を感情豊かな人格として描いており、怪物は自分と同じ存在と人生を分かち合うことを目的としている。怪物は人間社会へ適合しようと努力するが、出会う全ての人間に拒絶されて絶望する。

小説の怪物は雄弁に言葉を話している。怪物は誕生から11か月間でドイツ語とフランス語を理解するようになり、終盤までの間に英語も話せるようになる。」


うちの近辺にこんな無人駅が有ります。

Frankenstein（フランケンシュタイン)駅です


調べるとこの駅はなんと....あの物語とは何んの関係も無かったのです。

フランケンシュタイン村のフランケンシュタイン教会:



変な話ですが、小生時々時間が有ると古い町の墓地に行きます。
色々な過去が、歴史が見えるんです。
沢山の子供の中で成人し長生きしたのはほんの少しとか....Tuberkulose（結核）とかで死んだのが多かったのでしょう。

ここの町の南墓地（バッハの骨もそこで見つかった）に行くと興味深い墓石が並んでいます。

そこには埋葬された人の名前と　x月x日194x年に殺されたという文字が書かれています。

感の良い人ならお判りでしょう。
はい、ナチス独裁政権の犠牲になった人達の墓ですね。

ところが東ドイツ時代、共産主義独裁政権により殺された人達の墓が無いのです。
なぜならほとんどが秘密裏に処刑され火葬され遺灰は廃棄処分され、後に家族には病死という一通の通知が有っただけです。


追記:モートセーフ（英語:mortsafe)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%95