ひろひろ48 さんの日記
2022
12月
11
(日)
21:26
本文
新聞の朝刊、私の意見みたいな読者投稿欄のほかに、おなじ読者投稿でも、日常とかその人の生き様、生活などのコラムが好きというか、ひかれる。高齢の読者の投稿が多いので、いろんな人生を感じられる、「あけくれ」という東京新聞のコラム、いいなぁ。
ので、すこし前のだけど、紹介します:
「ハイリー・センシティブ・パーソン」by 渡部清恵さん(72)東京
茶わんに残った飯粒一つにも目ざとく、口うるさい夫。アバウトな私に小言ばかり。きつい物言いに腹が立ち口げんかが勃発する。
もう限界。私は離婚を切り出した。仕事に行き詰まっていた私は勢いその事も口にした。夫は私を凝視した。説教されると思いきや「そんな気がしてたよ」。
しおれる私を夫は車に乗せ、連れ出したのは、とある海岸。浜辺に腰を下ろすと、夫は生い立ちを語り始めた。小学3年のある日、知らない女性を連れた父親と佐渡に渡った。半年ほどたって父親は姿を消し、女性も去った。畑の作物を盗み水で空腹を満たした。辺りが暗くなると浜に下り、寝転んで仰いだ星空。後に保護されたー。初めて知る夫の過去。私の心は軽くなった。ハイリー・センシティブ・パーソン。とても微細な人と先ごろの記事「比呂美の万事OK」で知った。
現在の夫は病の身。枕元の宇宙の本を時折開く。少年のころに見た星空を思い、広がり続ける宇宙の果てを想像しているのだろうか。
<引用以上>
大変だった子どもの頃、生き抜いて、伴侶と出会い、その子供のころの生きてきたことがあって、いまの生活。そんなこと、誰にもいえないよね、たとえ好きな人にも。離婚という話になりやっと話せた過去、話して、受け止めた相手。
ので、すこし前のだけど、紹介します:
「ハイリー・センシティブ・パーソン」by 渡部清恵さん(72)東京
茶わんに残った飯粒一つにも目ざとく、口うるさい夫。アバウトな私に小言ばかり。きつい物言いに腹が立ち口げんかが勃発する。
もう限界。私は離婚を切り出した。仕事に行き詰まっていた私は勢いその事も口にした。夫は私を凝視した。説教されると思いきや「そんな気がしてたよ」。
しおれる私を夫は車に乗せ、連れ出したのは、とある海岸。浜辺に腰を下ろすと、夫は生い立ちを語り始めた。小学3年のある日、知らない女性を連れた父親と佐渡に渡った。半年ほどたって父親は姿を消し、女性も去った。畑の作物を盗み水で空腹を満たした。辺りが暗くなると浜に下り、寝転んで仰いだ星空。後に保護されたー。初めて知る夫の過去。私の心は軽くなった。ハイリー・センシティブ・パーソン。とても微細な人と先ごろの記事「比呂美の万事OK」で知った。
現在の夫は病の身。枕元の宇宙の本を時折開く。少年のころに見た星空を思い、広がり続ける宇宙の果てを想像しているのだろうか。
<引用以上>
大変だった子どもの頃、生き抜いて、伴侶と出会い、その子供のころの生きてきたことがあって、いまの生活。そんなこと、誰にもいえないよね、たとえ好きな人にも。離婚という話になりやっと話せた過去、話して、受け止めた相手。
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