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９日のセクハラ作家を「擁護」するようにも見える「荒」氏の投稿に対し、１７日の意見も微妙だったけど、１８日の意見が、適切な感じがする。
「大波小波」性暴力加害者の養護では：ｂｙ　波のゆくえ
前略　荒さま
９日に貴殿が書かれたコラムを拝読しました。セクハラ告発には賛成されていると留保しつつ、性暴力の加害者を擁護しているご姿勢に疑問を抱かざるを得ません。
貴殿はもしかして男性でしょうか。では、たぶん難しいとは思いますが、いま持ちうる想像力をすべて駆使してみてください。圧倒的に力関係が上で肉体的にも自分よりも強靭な者から体の中に望まぬ異物を突っ込まれることを。人間ではなく搾取するモノとして扱われることを。忘れたいそれらの記憶が、加害者の姿や作品を目にして生々しく蘇ることを。
抹殺してはいけないと加害者の作品の流通を許せば、世の女性は、この社会では女性の被害は軽んじられているというメッセージを受け取り絶望に打ちひしがれます。男性は、女性の訴えなど取るに足らないものだという考えを強化します。
荒木経惟のいな写真史、薗子温のいない映画史、広河隆一の名を欠いた報道写真史が成立するだろうかと仰いましたが、歴史をつくるのは人間です。そこには女性が含まれないということでしょうか。性加害者の彼らがいなければ成り立たないような、そんな脆弱な歴史なのでしょうか。
＜引用以上＞

もう、この意見で十分明白です。「荒」氏は、男の作った「歴史」を「正しいもの」だという思い込みがあるのでしょう。