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あまり知られていませんが、実はこんな裏話が合ったのです。

或る日の国際オリンピック委員会の会議にて次のような提案が出されました。


詳細:

「陸上競技などにおいて各国の選手が勝ち負けを争うのは世界の平和の祭典として相応しくないので、「みんな１位だ！オリンピック」としてゴールの手前で皆が手を繋ぎ同時に入る、そして総ての選手に金メダルを与えるべきだ。」

との日本案が動議にかけられました。
日本代表は「この方法は日本の運動会において大きな成功を収めており、オリンピックにもぜひ導入するべきだ」との動議書を読み上げました。

会場のあちこちにため息が沸き起こり、「なんて斬新なアイデアなんだ」　とかの声もチラホラと聞こえてました。

すっかり気を良くした日本代表は、ちょっとトイレに行くと席を外し、外に待ち構えていた記者たちに経過を説明し、会場での反応はとても良かったのでおそらく可決するだろうと報告しました。


結果：

間もなく意気揚々と議場に戻った日本代表が目にしたのは、いつのまにか採択されて電光ボードに表示されていた「反対多数により否決」という結果でした。

賛成は一票も無く、ただ一つ「棄権」が日本代表の上に有りました。

追記として「あまりにも馬鹿々々しいという意見が多く出された為に議事録からは削除」と書かれていました。


コメント：

日本代表は「おそらく私がちょっとトイレに行ってる隙に緊急採決が取られたようで、これは殆ど陰謀とも思える行為に他なりません」とのコメントを出しました。


裏の裏：

その後、各代表に配布された動議書のコピーでゴミ箱は一杯になっていました。

その傍には一枚のメモが...落ちていました。
そこには「あいつ戻って来ると又メンドクセーからこの隙に早いとこ決を採っちまおうぜ」「このメモを次に回せ！」と書かれてありました。


結末：

我先に日本の編集部に送った第一報を取り消すのにてんやわんやの記者達がいたのは言わずもがなでした。


お願い：

この件はあくまでも秘話ですので、ここだけの話として他言は無用です。

m(_ _)m お粗末様でした。」