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親が建てたという古い家に住んでいる80代の夫婦、
実は＜クレーマー＞でした。

家が古いだけではなく、他社がやった工事のせいで雨漏りを起しているお宅でした。
雨漏り箇所はすぐわかり、工事自体も大した工事ではありませんでしたので見積は１０万円ほどでした。
工事が終わって、その金額を請求しました。

私の会社でやった工事について、「10年間の保障をして下さい」には少々呆れましたが、
やんわりと、「このおうちは古いですし、おまけに他社がやった工事の後始末みたいなものなので保障はできません」と断ると、突然顔色だけではなく態度も変わりました。

「お宅は保障もできないような工事をやってるの？それでカネを払え！と、こう言うワケ？」

挙句の果てには、「じゃ、裁判だ！いいな！白黒はっきりした方がお互いにいいから！
今日中に弁護士を呼ぶから！」

思わず吹き出しました。

「言っちゃ悪いですが、10万ぐらいのハシタガネで訴えて、負けたら10万では済みませんよ（笑）」

「じゃ～、市に言うか？・・・お～い（奥さんに）今の市長は誰だ？」

またまた吹き出しました。

市長とは一緒に飲んだり食事をしたり、お互いに相談しあったりする仲です。
「市長とは俺お前の仲ですから、言ったらバカにされますよ」

結局は＜お金を払いたくない＞という気持が言わせているのでしょう？


勤め人と違って商売人は色んな人と会っていますし、その人脈は計り知れないのです。

こんなクレーマー的な人がいますが、見透かすとその相場は知れています。

クレーマーの殆どは、うだつが上がらなかった勤め人のなれの果て？
結局は渋々ながら、請求額どおりに支払って貰いました。

商売人を舐めてはいけません！^^