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松任谷 彩 さんの日記
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松任谷 彩 さんの日記

[2020-9] 
 
2020
9月 8
(火)
15:54
『不道徳』な原節子を見る
本文
昭和31年に公開された、原節子主演の『愛情の決算』に、観客はびっくりした。
何せ、それまでの代表作は「わが青春に悔なし」「青い山脈」だった。
街に貼られたポスターも凄い。
美しき人妻の理性も 真の愛の心にふれて 激情のままに・・・

それぞれの、男三人は。
勝子[原節子・子持ちの戦争未亡人]
楢崎[亡夫・内田良平の上官だった佐分利信と勝子は再婚するがソリが合わない]
大平[三船敏朗・楢崎の部下だったが、勝子と大人の恋愛関係に走る]

結果として、原節子は、内田良平、佐分利信、三船敏郎と、三度結婚することになる。
波乱万丈な女の人生。あるいは女の人生は、やり直し人生。となる。

「永遠の処女」とされた伝説の女優・原節子。
この言葉を通して敗戦後の大衆が彼女に託したのは、日本の理想女性であり、セクシュアリティの抑圧でした。
小津監督に代表される「東京物語」や、成瀨監督の「めし」の代表されるように、ひとやかな女性像ばかりが称揚されてました。

監督は、堅物な才能を持つ佐分利信。大いなる腕前を持って、ただのメロドラマなどにしなかった。原節子も、はつらつと演出に乗った。三船敏郎と原節子の大人の恋愛映画にして、戦後日本人の変化を描く社会派ドラマに新風を吹かせた。
映画史で原節子ほど不倫と程遠いイメージの女優は居なかった。その彼女が、どうしようもなく惹かれてゆく相手の男とは三船敏郎。彼の魅力は存在自体だし、その肉体が説得力を炸裂させた。

戦後10年の日本と日本人の変化を捉えた作品が「愛情の決算」だった。
「原節子」自身も、小津/成瀨映画にないものを求めていた。


[画像①]東京・神保町シアター・9/12〜9/18・
     1日1回上映 現時点ではソフト化されてない。   是非映画館で観て下さい
[画像②]まったくソリの合わない夫に三下り半。佐分利信
[画像③]三船敏郎と新しい男女関係を結ぶ、原節子
[画像④]小津映画では絶対に撮れないショット。



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