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長い間、婚活をしていた。
なかなかいい人に出会わず悶々としていた日々。
まあ、悶々とするのは性に合わないから
無意識の方向転換で婚活から恋活に変更していた私。

それは将来を見据えての活動から、今を充実させる為であり、
安定よりもなんとなく会いたい話したいと思う想いを優先させ、
毎週のように予定が入る日もあった。

会ってすぐにお茶や食事。
一目会って帰りたいと思う瞬間には
「自己責任」という文字を思い浮かべ時間をやり過ごした。
食事して2時間ほど一緒にいても
次に会いたいという想いを抱けない人が続いても
ひとり反省会(振り返り原因と次の対策みたいな感じ)で
そもそもメールの段階で気になるところがあったとか
誰かと会うことで理想が自分の理想ではないことがわかったりした。

出会いは無限にある。
ここにもそこにもどこにでも。
会社の中や電車の中や道を歩いていてもそう。
買い物している時にでさえ出会いはある。
どんな気分で私はいたいのか、どんな人と過ごしたいのか、
その見極める時間は人と接する時にあると言えよう。
出会いを探し、いろんな人と会う時間は
自分の思いとの対面でもあったと思っている。

こんな人がいいという理想と現実。
理想の中には身長や体形、一緒に食べたい食事とか
今振り返ると馬鹿げたものもたくさんあった。
具体的に思い浮かべることで出会えるとも信じていた時期がある。
ちょっとした物言いやメールの文面にイラっとしたりしたのは
理想が高く期待が膨らみすぎた結果だったのかも知れない。


星を眺めて夢見るは
我の輝く笑顔かな
割れた鍋にもに合う蓋が
必ずどこかにあると言ふ
凍る月いつかは誰かと仰ぎ見る


似た者同士がうまくいくと言うけれど
長年ひとりだった者同士が簡単な出会いで
付き合いましょう、そうしましょうといくはずもなく。
話しが弾むとか笑えるとか一緒にいても飽きないとか
次も会いましょうと
気楽に考えることで状況がほんの少しづつでも変わっていったと
今は思っている。


背伸びして
無理したものは簡単に
手から零れて干からびる
あるものないものさらけ出し
子どものような笑い声


最近、
夫と一緒にカメラ片手に出かけます。
夫が居るのを忘れてしまうこともしばしば。
共通の趣味などなく、
金銭感覚や食事の好みや笑うツボや生活習慣も全然違いました。
私たちは人生も中盤？終盤？
初めてのことでも時間が解決することが多いです。
なんとかなる、様子をみているうちに解決していたり。


写真は風景や道端の草花や人物を撮っています。
出会って3か月で入籍しちゃった婚ですが
夫だけではなくと趣味まで見つけちゃいました。
ままごとのような毎日に感謝が自然に湧き上がってくる今日この頃です。