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駅のエスカレーターでのこと、スカートを短く折り込んだ女子高生の２人が並んで登って行きました。

私の前に居た６０がらみのおじさんが、スニーカーの紐を結び直すかのように急に腰を屈めました。
しかし、顔は靴を見るのではなく女子高生の方を向いてました。

２人とも超短くしたスカートのお尻を手で押さえてましたが、一人が振り返えるとおじさんと目が合ったようでした。

登り切るとおじさんが来るのを待っていて、「さっき、見たでしょ？」

それに答えて　おじさんは「見てね～よ」

『どっちもどっちだな！』そう思いながら、横を通り過ぎようとしたとき、女子高生の言葉が私に飛んできました。

「おじさん！この人見てましたよね？」

「さぁ、おじさんは後ろに居たからね～、靴紐を直してたんじゃない？」

「え～、見てたよ、絶対！　あたし目が合ったもん、目が合ったら慌てたじゃん？」

「見てね～ってばよ、オレはションベン臭せ～パンツに興味はね～の！」

「え～？！ションベン臭いってどうして分かるの？臭い嗅いだことあるの？」

「話になんね～な！ガキみて～にスカート短くしやがってよ！親の顔が見てみて～もんだ！」

「親の顔を見てどうすんの？、普通だよ！」

本当に、どっちもどっちの禅問答でした（笑笑）