悠∿ さんの日記
2026
2月
25
(水)
18:09
データ・アルゴリズム・ポエムについて
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データは、本来きわめて無機的なものです。
数値、記録、頻度、相関。
そこには感情も物語もありません。
しかしアルゴリズムが介在した瞬間、
データは単なる記録ではなく、
**「選ばれ、並べ替えられ、強調されるもの」**になります。
何を残し、何を捨て、
どこに重みを置くか。
その設計思想は、すでに価値判断です。
アルゴリズムは中立を装いますが、
実際には
「どの世界を、どの順番で見せるか」
という編集行為を担っています。
その結果として現れるもの——
それが、私はポエムに近いものだと感じています。
ここで言うポエムは、
感傷的な詩ではありません。
断片的で、反復され、
意味が明示されないまま配置される構造そのものです。
SNSのタイムライン、
おすすめ欄、
検索結果の順位。
それらは一貫した物語を語らない代わりに、
世界観だけを静かに刷り込みます。
読む側は、
「これは事実の集合だ」と思い込みながら、
実際には
誰かの設計した詩行を、毎日読まされている。
アルゴリズムは作者であり、
私たちは読者であり、
同時に素材でもある。
データが増えるほど、
世界は明確になるどころか、
かえって曖昧な情緒を帯びていく。
それは、意味が過剰になるからです。
だからこそ重要なのは、
「正しいかどうか」よりも、
**「どんな詩として構成されているか」**を
意識することなのだと思います。
データは嘘をつかない、
と言われます。
しかし、
データが並べられた順序は、
しばしば雄弁に何かを語る。
アルゴリズムの時代において、
私たちは
事実ではなく、
構造を読む読解力を
問われているのかもしれません。
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