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こんばんは！、アナスタシアです。
12月も終盤に差し掛かると、街はすっかり年末モード。でも広告代理店の空気は、どこか世間と半拍ズレています。

「今年もお疲れさまでした」と言いたい気持ちは山ほどあるのに、デスクの上にはまだ未完のタスク。これが、広告代理店の仕事納め前の日常です。

仕事納めは“静かに終わらない”

一般企業が少しずつ仕事を締め始める頃、広告代理店はむしろ最後の追い込み。
クライアントの年内最終進行に合わせて、企画書、原稿、デザイン、確認、修正…と、タスクはきれいに積み上がっていきます。

仕事納めの日は、
「よし、これで今年は終わりだね！」
という達成感よりも、

「……本当に、終わった？」

という、あの独特の静けさが漂うのが特徴かもしれません。

メールの受信トレイを何度も更新し、Slackやチャットを一応チェックしてから、ようやくパソコンを閉じる。
この“念のため確認”が、広告代理店の仕事納め儀式です。

忘年会は、少し遅れて始まる

仕事納めが終わると、ようやく忘年会。
世間より少し遅めで、少し控えめ。でも、その分だけリアルです。

今年の案件を振り返りながら、
「正直あれは大変だった」
「でも、あの企画はよかったよね」
と、仕事モードとプライベートの境界線がゆるやかに溶けていきます。

広告代理店の忘年会は、ただの飲み会ではなく、
1年分のアウトプットを、感情で総括する時間。

笑い話に変換できた案件は、きっと来年の糧になるし、
反省点は、次の企画のどこかで活きてくる。

アルコールと一緒に、そんな“学び”も静かに流れていく夜です。

年末の余白が、次のアイデアを連れてくる

忘年会の帰り道、少し冷えた夜風の中で思うのは、
「今年も、よく考えたな」ということ。

広告の仕事は、答えがない分、思考量がすべて。
だからこそ、年末のこの“何もしない時間”が、実は一番クリエイティブなのかもしれません。

来年はどんな企画を作るのか。
どんな言葉で、人の心に触れるのか。

そんなことをぼんやり考えながら、仕事納めと忘年会は、静かに幕を閉じます。

おわりに

広告代理店の年末は、決して派手ではありません。
でも、積み重ねてきた仕事と向き合い、自分なりに一年を締めくくる、大切な時間です。

また来年も、考えて、悩んで、作っていく。
それがきっと、私たちの仕事なんだと思います。