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こんにちは、彩夏です。 厳しい暑さで知られる京都の夏も、少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。そんな季節の狭間に見つける涼やかな風景や、心がほどけるひとときが、私のささやかな楽しみです。今日は、晩夏の京都で過ごした一日をご紹介します。

朝の散策 – 緑と風に包まれる哲学の道 朝の空気がまだひんやりとしている時間、哲学の道を歩きました。 木々の緑は夏の名残をとどめながらも、どこか秋の色を予感させる深みを帯びていて、疏水沿いには色づき始めた紫陽花がそっと季節の移ろいを告げていました。 小鳥のさえずりと水の音に耳を澄ませながら歩く時間は、心が静かに整っていくような感覚です。

昼下がり – 祇園で味わう、涼の余韻 昼は祇園の「吉祥菓寮」で、季節のかき氷をいただきました。 焙煎きな粉と黒蜜がふわふわの氷に優しく溶け合い、口に運ぶたびに涼しさと香ばしさが広がります。 夏の名残を味わいながら、秋への入り口を感じるような、そんなひとときでした。

夕暮れ – 鴨川に吹く秋の風 夕方、鴨川沿いを歩いていると、川床から聞こえる笑い声に混じって、少しだけ涼しげな風が肌を撫でてくれました。 西の空が茜色に染まり、日中の暑さを忘れさせてくれるような、穏やかな時間。 「京都の夏も、こうして終わっていくのだな」と、少し切なく、でも心地よく感じました。

おわりに 京都の夏は確かに厳しいけれど、その中で見つける涼やかな瞬間や、季節の味わいは、他では得られない特別なもの。 これからも、気まぐれに私の日常を綴っていきたいと思いますので、どうぞお付き合いくださいね✾