40代・50代・60代・70代の友達作り・趣味探し・交流サイト

戦争、大きな災害でたくさんの人の命が奪われる。
小さな事故、事件でも、当事者にとって、命が奪われることは、とても悲し事。
自分の身内がそうなるのは、特に、自分の子どもが、いくつになっても、子どもが。
東京新聞の投稿コラム、あけくれから：
「バジル」　ｂｙ　朝長　昌子（８６）主婦；
遊びに来た息子家族が、リビングに入るなり、「うーん、いい香り！何？」と親子で顔を見合わせる。「香はたいてないよね？」
そう、香草のバジルがベランダで豊作なのだ。テーブルに３０枝ばかり、大型コップに水をたっぷり入れて、さしてある。
料理には使いきれない。香りがすごい。朝、起きてくると、リビングいっぱいに香ってくる。
それに生命力の強さ。水いっぱいのコップの中で、いつの間にか白いひげ根がいっぱい伸びている。
テーブルに飾るのに、きれいな花もいいが、このバジルの緑色の美しいこと。やわらかい緑に、目だけでなく心まで癒される。
何かのおまけでいただいた小さな小さな種を、プランターにパラパラとまいただけだったのに。
ひと時、わが家をうるおしてくれたバジル。
感性豊かな自慢の息子は、今、抗がん剤と必死に闘っている。ガンバレ。
引用以上：
バジルの香り、色、生命力の話かと、思って読んでいたら、最後のパラグラフで、息子さんが抗がん剤でガンと闘っているとわかって、バジルの生命力に気持ちを託した投稿だったんですね。多くの人が、抗がん剤の辛さを乗り越え、がんと闘っている。ガンバレ！！