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買い物の道すがら、下の階に住む小柄の婆ちゃんと世間話をした。

婆ちゃんは、実は最近うちの息子がコロナに感染してひどい目に合ったと話してた。
症状はまったく同じで高熱と喉の痛み、それから激しい咳に見舞われたとか。

この辺りじゃだれもマスク等しないからどこで感染したかは判らないけど、絶滅はしていないようです。

今は過去の話とするけど、酷かったねぇ～
スペイン、イタリアそしてフランスでは遺体が山のように累積され、遺体処理が間に合わず軍隊が出動したり、ここドイツにも遺体処理支援で沢山送られて来た。

それなのに「Querdenker」とかいう陰謀論者たちが騒いで、得体の知れない提灯学者まで引っ張り出し、コロナは政府と製薬会社の陰謀だ、どこにもそんなパンデミックは起きていないとデモを始めた。

そしてリーダーは寄付金を募って数億の金を集めた。一口当たりの金額が少ないので非課税になるという抜け穴を利用して富を築いた。そのほかに本まで出しかなりの収益を上げた。

常に不満を抱いてる人たちは簡単に引っかかってしまう。
そして更に他人に陰謀論を押し付けるのは、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という事かな。まったく迷惑な話だ。

近所のそういう不満分子に私の知ってるコロナ治療センターに連れて行って事実を見せてあげようとしたが、やはり怖がって誰も行かなかった。

センターに働く友人の外科医がこんなひどい肺臓は見たことが無いと言ってたが、肺が真っ白になっているそうだ。

しかしせっかく見せてくれるというのに残念。
ドイツ語ではこういう人達の事を「Feige」ファイゲと言う、スラングですが臆病な卑怯者という意味で、英語で言う「Coward」俗に「チキン」と同じです。

「Feige」という語の元は果物のイチジクの事ですが、なんで臆病者とか卑怯者になるのかは判りません。