タマフキン さんの日記
2024
1月
12
(金)
00:16
本文
昔、昔....
それは、ラスベガス空港の入国審査を終えて預け荷物をピックアップし、税関審査での出来事だった。
ラスベガス...心躍らせての現地入りだったが、厳しい現実に直面!!
当時ラスベガスの大きな展示会場で工業製品展示会が2週間の会期で開催され、私が開発に携わった製品も出展していた。
私は会期後半の1週間、説明員を担当するため、ラスベガスに向かった。
なお、展示会終了後、製品をハンドキャリーし、翌週ドイツでの展示会に直接向かう事になっていた。
ハンドキャリーする製品は、一般家庭で置かれている加湿器ほどの大きさ。しかし重量は10kgを超す。一方で精密機械であり、翌週の展示会でデモするため輸送時の破損は許されない。
こうした事情と会社で保有している輸送機材の中から、大型ジュラルミンケースを選んだ。
ラスベガスの会場に展示している製品をピックアップするのだからケースの中は当然空である。
ラスベガスに降り立ち、入国審査を済ませ税関審査を通過する際、審査官から
「オイ、お前! そのトランクケースに何が入ってる?」
「これはオイラの服とか下着が入ってるズラ」
「そっちじゃない!そのジュラルミンケースの方だ!」
「何が入っている!!」
「こっちは、空っぽズラ」
「嘘をつけ。そんなはずは無いだろ?!」
「本当ズラ!」
とのやり取りをしていると、他の審査官も周りにやって来た。私は4~5人ぐらいの審査官に囲まれる状態に。
「とにかく開けて中身を見せろ!!」
「望むところよ。見せてやるズラよ!」
と半キレ状態で啖呵を切る。
が、ジュラルミンケースを開ける鍵が見つからない!!
ケースの割に小さく普通の鍵なので、何処かに紛れてしまったようだ。
必死に自分のスーツケースや衣類のポケットを探すも見つからない!!
気が付くと、私の周りは10人近くの審査官が取り囲んでいた。
冷ややかな視線をひしひしと感じる。
・
・
開けようとしてから10分以上が経過。
・
もはや審査官達からは、誤魔化し通そうとする日本人の悪あがきにしか見えないであろう。
場所はカジノ天国ラスベガス
かつて3億円強盗事件でイメージとして映し出されていたような異様にデカいジュラルミンケース
全てがネガティブな流れだ。
こりゃ、別室送り? 最悪、何処かに収容?
と覚悟を決めた時、ジュラルミンケースの鍵がついに見つかった!!!
慌てて鍵でケースを開けた。
当然ながら、言った通り中は空っぽ
さっきまで私の周りに流れていたヒリヒリする空気。
一瞬にして大爆笑の渦に変わった。
ほとんど、ドッキリカメラみたいな状況(笑)
審査官同士で笑いながらハイタッチしてる人もいた。
「開けるのに時間がかかって申し訳ないズラ」
「いいってことよ。俺はお前を信じていたよ」
みたいなやり取りがあって、無事解放され、ようやく入国。
つい最近テレビで、世界で笑いと驚きが起きた瞬間200連発!「怪しい旅行客vs空港税関」なる番組を見て、忘れていた記憶が蘇り
ブログで恥を晒した次第です。
それは、ラスベガス空港の入国審査を終えて預け荷物をピックアップし、税関審査での出来事だった。
ラスベガス...心躍らせての現地入りだったが、厳しい現実に直面!!
当時ラスベガスの大きな展示会場で工業製品展示会が2週間の会期で開催され、私が開発に携わった製品も出展していた。
私は会期後半の1週間、説明員を担当するため、ラスベガスに向かった。
なお、展示会終了後、製品をハンドキャリーし、翌週ドイツでの展示会に直接向かう事になっていた。
ハンドキャリーする製品は、一般家庭で置かれている加湿器ほどの大きさ。しかし重量は10kgを超す。一方で精密機械であり、翌週の展示会でデモするため輸送時の破損は許されない。
こうした事情と会社で保有している輸送機材の中から、大型ジュラルミンケースを選んだ。
ラスベガスの会場に展示している製品をピックアップするのだからケースの中は当然空である。
ラスベガスに降り立ち、入国審査を済ませ税関審査を通過する際、審査官から
「オイ、お前! そのトランクケースに何が入ってる?」
「これはオイラの服とか下着が入ってるズラ」
「そっちじゃない!そのジュラルミンケースの方だ!」
「何が入っている!!」
「こっちは、空っぽズラ」
「嘘をつけ。そんなはずは無いだろ?!」
「本当ズラ!」
とのやり取りをしていると、他の審査官も周りにやって来た。私は4~5人ぐらいの審査官に囲まれる状態に。
「とにかく開けて中身を見せろ!!」
「望むところよ。見せてやるズラよ!」
と半キレ状態で啖呵を切る。
が、ジュラルミンケースを開ける鍵が見つからない!!
ケースの割に小さく普通の鍵なので、何処かに紛れてしまったようだ。
必死に自分のスーツケースや衣類のポケットを探すも見つからない!!
気が付くと、私の周りは10人近くの審査官が取り囲んでいた。
冷ややかな視線をひしひしと感じる。
・
・
開けようとしてから10分以上が経過。
・
もはや審査官達からは、誤魔化し通そうとする日本人の悪あがきにしか見えないであろう。
場所はカジノ天国ラスベガス
かつて3億円強盗事件でイメージとして映し出されていたような異様にデカいジュラルミンケース
全てがネガティブな流れだ。
こりゃ、別室送り? 最悪、何処かに収容?
と覚悟を決めた時、ジュラルミンケースの鍵がついに見つかった!!!
慌てて鍵でケースを開けた。
当然ながら、言った通り中は空っぽ
さっきまで私の周りに流れていたヒリヒリする空気。
一瞬にして大爆笑の渦に変わった。
ほとんど、ドッキリカメラみたいな状況(笑)
審査官同士で笑いながらハイタッチしてる人もいた。
「開けるのに時間がかかって申し訳ないズラ」
「いいってことよ。俺はお前を信じていたよ」
みたいなやり取りがあって、無事解放され、ようやく入国。
つい最近テレビで、世界で笑いと驚きが起きた瞬間200連発!「怪しい旅行客vs空港税関」なる番組を見て、忘れていた記憶が蘇り
ブログで恥を晒した次第です。
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