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茨城県の小学6年、山田良太君が約4年間伸ばしてきた髪を切った。
病気や治療で髪を失った子どもたちに医療用ウイッグを寄付するためで、周囲のからかいをはねのけ、髪を伸ばし続けてきた。

良太君が髪を伸ばし始めたきっかけは、テレビで放映された小児がん特集だった。
両親から、治療の影響で髪を失ってしまうことや、4歳の時に肺がんで亡くなった祖母も髪を失い、医療用ウイッグを必要としていたことを聞き、小学2年の春から髪を切らずに伸ばした。

当初は同級生などからからかわれ、何度か伸ばすのをやめようとも思ったが「人の役に立ちたい」と継続した。

父親の良昭さん(49)は「同級生からからかわれて、つらそうだった」と振り返る。
良昭さんは良太君に協力し、週3～4回あるミニバスケットの練習や試合の際に、髪の毛を団子状にまとめるなどした。約4年間伸ばした息子を「我慢強くやった」と諦めない姿勢をたたえた。

本人はもちろんだが、家族も、学校の担任も素晴らしいと思う。

ザ・ワイルドワンズ / 白い水平線