ひろひろ48 さんの日記
2023
2月
4
(土)
15:33
本文
お正月の特番で、録画できなかった番組です。見逃した方もぜひ。今夜零時からNHKーEテレで。
100分de名著の特番「フェミニズム」
プロデューサAのおもわくから:
突然ですが「RBG 最強の85歳」という映画をご存知でしょうか?
性差別と戦い続けた米最高裁判事ルース・ベーダー・ギンズバーグを追ったドキュメンタリー映画です。2人の監督、7人のプロデューサー、撮影監督、作曲家はじめ、制作のリーダーを全て女性が務めたことで話題を呼びました。主要制作陣を女性が占めているからといって、全く偏向は感じませんでした。むしろ、男性の私がみても胸のすくような映画。逆に、全体として、女性たちが舵をとったからこそ、今までにない、視点の深さと面白さがにじみ出ているのではないかとも思いました。私の大好きな映画です。
「この布陣、出演者でやってみてもいいのでは?」と思いいたったのが、今回「100分deフェミニズム」において、女性のみでキャスティングをするという決断をしたきっかけです。<中略>なぜ全員女性なのかという理由を書いてみたいと思い立ちました。
<中略>
もちろん個人的には、必然性があるならば男性のみの討論番組だってあっていいと思っています。ところが、これまで見てきたところ、多くの場合、口角泡を飛ばして人の意見を聞かない、他者の意見を遮る、反論されてブチ切れる、きちんとした理路で反論せずレッテル貼りだけで相手を断罪する……そんな所作がいかに多いことか。・・
<以下略>
<引用以上>
ま、プロデューサーの意図はともかく、それぞれお勧めの名著を紹介し発言するスピーカーたちがすばらしい。
<プロフィール>加藤陽子(かとう・ようこ)/歴史学者。東京大学教授。歴史学研究会委員長。
近代日本の軍事地、外交史を専門とする。『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』で第9回小林秀雄賞を受賞。著書に『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』『天皇と軍隊の近代史』『歴史の本棚』など。
<プロフィール>上間陽子(うえま・ようこ)/教育学者。琉球大学教育学研究科教授。 沖縄で10代の女性たちの聞き取り調査を続ける。著書に『海をあげる』『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』など。10代のシングルマザーを支援するシェルター「おにわ」共同代表。おにわは、「オリオン奨学財団」の助成金を受け、株式会社アソシアが労務管理を行い、琉大医学部とタイアップしている。
<プロフィール>鴻巣友季子(こうのす・ゆきこ)/翻訳家・文芸評論家。
マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』ヴァージニア・ウルフ 『灯台へ』エミリー・ブロンテ 『嵐が丘』などの翻訳を手がける。著書に『謎とき『風と共に去りぬ』『文学は予言する』など。
<プロフィール>上野千鶴子(うえの・ちづこ)/社会学者。専攻は、女性学・ジェンダー研究。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク (WAN) 理事長。高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。『家父長制と資本制 ― マルクス主義フェミニズムの地平』『女ぎらい ニッポンのミソジニー』『おひとりさまの老後』 『在宅ひとり死のススメ』など著書多数。
素晴らしい番組でした。ぜひぜひ。
100分de名著の特番「フェミニズム」
プロデューサAのおもわくから:
突然ですが「RBG 最強の85歳」という映画をご存知でしょうか?
性差別と戦い続けた米最高裁判事ルース・ベーダー・ギンズバーグを追ったドキュメンタリー映画です。2人の監督、7人のプロデューサー、撮影監督、作曲家はじめ、制作のリーダーを全て女性が務めたことで話題を呼びました。主要制作陣を女性が占めているからといって、全く偏向は感じませんでした。むしろ、男性の私がみても胸のすくような映画。逆に、全体として、女性たちが舵をとったからこそ、今までにない、視点の深さと面白さがにじみ出ているのではないかとも思いました。私の大好きな映画です。
「この布陣、出演者でやってみてもいいのでは?」と思いいたったのが、今回「100分deフェミニズム」において、女性のみでキャスティングをするという決断をしたきっかけです。<中略>なぜ全員女性なのかという理由を書いてみたいと思い立ちました。
<中略>
もちろん個人的には、必然性があるならば男性のみの討論番組だってあっていいと思っています。ところが、これまで見てきたところ、多くの場合、口角泡を飛ばして人の意見を聞かない、他者の意見を遮る、反論されてブチ切れる、きちんとした理路で反論せずレッテル貼りだけで相手を断罪する……そんな所作がいかに多いことか。・・
<以下略>
<引用以上>
ま、プロデューサーの意図はともかく、それぞれお勧めの名著を紹介し発言するスピーカーたちがすばらしい。
<プロフィール>加藤陽子(かとう・ようこ)/歴史学者。東京大学教授。歴史学研究会委員長。
近代日本の軍事地、外交史を専門とする。『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』で第9回小林秀雄賞を受賞。著書に『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』『天皇と軍隊の近代史』『歴史の本棚』など。
<プロフィール>上間陽子(うえま・ようこ)/教育学者。琉球大学教育学研究科教授。 沖縄で10代の女性たちの聞き取り調査を続ける。著書に『海をあげる』『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』など。10代のシングルマザーを支援するシェルター「おにわ」共同代表。おにわは、「オリオン奨学財団」の助成金を受け、株式会社アソシアが労務管理を行い、琉大医学部とタイアップしている。
<プロフィール>鴻巣友季子(こうのす・ゆきこ)/翻訳家・文芸評論家。
マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』ヴァージニア・ウルフ 『灯台へ』エミリー・ブロンテ 『嵐が丘』などの翻訳を手がける。著書に『謎とき『風と共に去りぬ』『文学は予言する』など。
<プロフィール>上野千鶴子(うえの・ちづこ)/社会学者。専攻は、女性学・ジェンダー研究。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク (WAN) 理事長。高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。『家父長制と資本制 ― マルクス主義フェミニズムの地平』『女ぎらい ニッポンのミソジニー』『おひとりさまの老後』 『在宅ひとり死のススメ』など著書多数。
素晴らしい番組でした。ぜひぜひ。
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