ひろひろ48 さんの日記
2022
8月
2
(火)
16:10
本文
連日猛暑ですね。地球温暖化の影響でしょうか??
以前にも書いたマイクロ(ナノ)プラスチックが、海の魚とかの体内に入り込んでいることが観察されています。細胞レベル、分子レベルの大きさなので、人間も含め動物の体内に入り込んでいることが、予測されます。
で、生きている細胞などから分子レベルの大きさのものを見つけ出すことは極めて難しいそうで、それが海外の研究で観察されたことの報告されました。
ヒト血液からプラスチック粒子、初検出。呼吸からも侵入
Forbes JAPAN 編集部 2022/08/02
プラスチックは自然界に放置されると、外的要因によって分解していく。そして微小なマイクロプラスチックになると、発見も処理も難しい。自然界での移動経路を追うのは科学者にも困難であり、生き物の体内に吸収されることもあるからだ。
マイクロプラスチックが海洋生物の生命をきわめて危険にさらすことはすでにわかっている。また、人間の体組織や便を調べた結果、どのサンプルからもプラスチック粒子が検出されたことから、マイクロプラスチックは人間の体内にも侵入すると判明した。
今回、人間の血液に微小なプラスチック粒子がないかどうかを調べるために用いられたのは、大規模な分光測定法だ。
22名の健康な被験者から採取した血液サンプルをこの手法で調べたところ、被験者の4分の3の血液から、プラスチック建材と見られる5種類のポリマーが検出された。1ミリリットル中のプラスチック量は平均1.6マイクログラムであり、水1000リットルにおおむねティースプーン1杯のプラスチックが含まれる割合だ。
アムステルダム自由大学のヘザー・レズリー氏は、「我々の血液、いわば命の川にプラスチックが含まれていることが証明されたのです」と述べる。
サンプル内で見つかったプラスチックは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン、スチレンポリマーなどだ。研究チームの論文には、血液への侵入経路は「粘膜接触(飲食または呼吸)の可能性が高い」とあり、空中に浮かぶ、1ナノメートルから20マイクロメートルの粒子が呼吸によって体内に入るとも指摘されている。
こうして取り込まれたプラスチックは人間の細胞の形状を変えたり、その機能を妨げたりするおそれがあることがわかっている。とはいえ、プラスチック粒子の吸収による危険性については、なお研究の余地が大きい。論文の執筆者たちは、次の段階として、この粒子が血液から組織や臓器に入るまでの流れを調べる予定だ。
執筆者のひとりであるマルジャ・ラモリー氏は、「これは、この分野で初の発見です。今回の研究データを広く展開して、体内でプラスチック汚染が及ぶ範囲とその危険性に関する知見を得る必要があります」と語る。「知見が得られれば、プラスチック粒子にさらされることが公衆衛生を脅かすか否かについても結論が出るでしょう」
この研究結果は、科学雑誌『Environment International』で発表された。本記事は、英国のエンジニアたちが立ち上げたテクノロジー特化メディア「Wonderfulengineering.com」からの翻訳転載である。
<引用以上>
マイクロプラスチックが魚の体内に取り込まれてることは、すでに報告されています。ナノレベルの大きさになると呼吸からも侵入する。しかも人の(生物の)命に係わる血液にすでに取り込まれている。その影響がこれからの人類、生物にどう影響するのか?遺伝子レベルで影響もあり得るのか?きわめて深刻な問題です。
以前にも書いたマイクロ(ナノ)プラスチックが、海の魚とかの体内に入り込んでいることが観察されています。細胞レベル、分子レベルの大きさなので、人間も含め動物の体内に入り込んでいることが、予測されます。
で、生きている細胞などから分子レベルの大きさのものを見つけ出すことは極めて難しいそうで、それが海外の研究で観察されたことの報告されました。
ヒト血液からプラスチック粒子、初検出。呼吸からも侵入
Forbes JAPAN 編集部 2022/08/02
プラスチックは自然界に放置されると、外的要因によって分解していく。そして微小なマイクロプラスチックになると、発見も処理も難しい。自然界での移動経路を追うのは科学者にも困難であり、生き物の体内に吸収されることもあるからだ。
マイクロプラスチックが海洋生物の生命をきわめて危険にさらすことはすでにわかっている。また、人間の体組織や便を調べた結果、どのサンプルからもプラスチック粒子が検出されたことから、マイクロプラスチックは人間の体内にも侵入すると判明した。
今回、人間の血液に微小なプラスチック粒子がないかどうかを調べるために用いられたのは、大規模な分光測定法だ。
22名の健康な被験者から採取した血液サンプルをこの手法で調べたところ、被験者の4分の3の血液から、プラスチック建材と見られる5種類のポリマーが検出された。1ミリリットル中のプラスチック量は平均1.6マイクログラムであり、水1000リットルにおおむねティースプーン1杯のプラスチックが含まれる割合だ。
アムステルダム自由大学のヘザー・レズリー氏は、「我々の血液、いわば命の川にプラスチックが含まれていることが証明されたのです」と述べる。
サンプル内で見つかったプラスチックは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン、スチレンポリマーなどだ。研究チームの論文には、血液への侵入経路は「粘膜接触(飲食または呼吸)の可能性が高い」とあり、空中に浮かぶ、1ナノメートルから20マイクロメートルの粒子が呼吸によって体内に入るとも指摘されている。
こうして取り込まれたプラスチックは人間の細胞の形状を変えたり、その機能を妨げたりするおそれがあることがわかっている。とはいえ、プラスチック粒子の吸収による危険性については、なお研究の余地が大きい。論文の執筆者たちは、次の段階として、この粒子が血液から組織や臓器に入るまでの流れを調べる予定だ。
執筆者のひとりであるマルジャ・ラモリー氏は、「これは、この分野で初の発見です。今回の研究データを広く展開して、体内でプラスチック汚染が及ぶ範囲とその危険性に関する知見を得る必要があります」と語る。「知見が得られれば、プラスチック粒子にさらされることが公衆衛生を脅かすか否かについても結論が出るでしょう」
この研究結果は、科学雑誌『Environment International』で発表された。本記事は、英国のエンジニアたちが立ち上げたテクノロジー特化メディア「Wonderfulengineering.com」からの翻訳転載である。
<引用以上>
マイクロプラスチックが魚の体内に取り込まれてることは、すでに報告されています。ナノレベルの大きさになると呼吸からも侵入する。しかも人の(生物の)命に係わる血液にすでに取り込まれている。その影響がこれからの人類、生物にどう影響するのか?遺伝子レベルで影響もあり得るのか?きわめて深刻な問題です。
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