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freescaleII さんの日記
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freescaleII さんの日記

 
2022
5月 4
(水)
18:49
ブロッケンの妖怪
本文
先週の火曜日は第二の故郷とも言うべき,以前住んでいた西側の町へ行ってきました。帰路ハルツ山に迂回して来ましたが、久しぶりに Torfhausという峠から見えるブロッケン山を見て来ました。

魔女が棲息するところとしても有名です。

Torfhausはもう何十回も行ったところですが、ブロッケン山と数キロの距離で向かい合っています。

ブロッケン山はご存じですよね。昔は七不思議のひとつである、ブロッケンの妖怪で有名なところです。

東ドイツの社会主義政権が崩壊するまでは、間に国境線が有り、そこには高くて長いフェンスが立っていました。

自国民の脱出を防ぐためのフェンスです。フェンスの東側には距離を置いて地雷が仕掛けて有り、監視塔には兵士が機関銃を構えて見張っていました。

西ドイツ政府はフェンスに取り付けられたSS20という自動銃の撤去を要求していましたが、ついに最後まで残りました。

このSS20という自動銃からは小さな鉄くずが発射されるという極めて残酷な武器でした。

フェンスにしろ地雷にしろ、SS20にしろ総ては自国民にむけられたもので、西側からの侵入を防ぐためでは有りません。

偉大なる社会主義国家の為に、逃げ出す非建設的な反革命分子は死ぬべきという事です。

万が一生きて捕捉されると今度は私が今住んでいる町に有ったSTASI(公安局)の牢獄で裁判も無く、処刑されました。
それも1960年代の終わりまではギロチンで、そして以降は後頭部を撃ち抜かれました。

私にとってはついこの間の話ですが、ウクライナでの惨殺、処刑のニュースから思い出しました。


現代の7不思議の一つに、世界にはそういう暗黒社会になることを望む「妖怪」がいまでも存在する事を加えたいですね。

でも我々をそんな革命ナルシストの道連れにはしないで欲しい。
閲覧(962)
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投稿者 スレッド
さくら日
投稿日時: 2022/5/8 19:38  更新日時: 2022/5/8 19:38
プラチナ
登録日: 2020/12/11
居住地:
: 女性
投稿数: 3035
 RE: ブロッケンの妖怪
freescaleIIさん、こんばんは。

山登りはしませんが、ブロッケンの怪物は知ってます。自分の影に怯えるなんて、マサカ、と思いますが、人間性って一体、なんなのだろう、と
今回、絶望感を感じます。
悪意や無理がまかり通る世の中、人類はやはり
怪物を退治するため、より高いレベルの善意や道理を手に入れないと。
ほんとこんな惨めな争いは子孫に見せたくなかったな。(T ^ T)

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