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一時期は、JAPAN AS NO.１と言われた日本。アメリカが経済的に衰退し、行き詰まってて、日本が戦後復興から驚異的な経済成長をしていた頃の話。日本も成長率が落ちてきて、成長の種もなくなってきて、大企業は更なる利益を得ようとして、労働派遣法など改悪し、低賃金に押さえ込んできた。莫大な利益を上げた経営者は自分の功績と、役員報酬をどんどん上げていった。そして社会はどんどん分断させられていった。
いま、読みはじめた本の冒頭部分がすばらしいので、引用します。

「現代」と「その後」の社会：東道利廣著　から一部抜粋

あなたはどんな社会を望みますか？

もし、あなたが
人々が幸せになることに喜びを感じる人ならば
自分の力を自分のためだけでなく、他人のためにも使いたいと考える人ならば
不運から苦しい目に遭っている人の姿に心を痛める人ならば
懸命に働きながらも貧困にさらされ、酷使され、過労で死ぬ人さえ出ている一方で
株式の配当金だけで１００億円以上の年収がある資産家がいる日本の現実、たった２６人の大富豪の富が、貧しい３８億人の富と同じである世界の現実に疑問を感じ、心を痛める人ならば
労働者を雇う立場にあり、良い物を供給することで社会に貢献したいと考え、また、そのために働いてくれた労働者に十分報いたいと考える人ならば
国民の声が政治に反映されていないことに憤りを感じ、形骸化した民主主義に疑問を持つ人ならば
自分に巣食う利己的な心に正面から向き合う誠実さを持つ人ならば
あなたの疑問が解消され、望みが叶う社会について考え、実現に一歩踏み出そう
考えながら歩み、歩ながら考えよう。