ひろひろ48 さんの日記
2022
2月
27
(日)
00:22
本文
プーチンって独裁者?ごまかしとかマスコミなどへの弾圧などで「完全な自由、民主主義」のもとではないが、形式的には選挙で選ばれたロシアの大統領。中国の習近平は、民主主義的な選挙で選ばれたのではないが、中国共産党の中で選ばれた最高指導者。選び方の違いはあるけど、一応民主主義的な選挙で選ばれたその国のトップ、アメリカも、イギリスも、ドイツも、フランスも、他の多くの国も。ほとんどの国の国民は、戦争なんか望んでいない。なのに、どうして国の代表となっている人たちは、「国のため、国民のため」と称して、戦争をはじめるのか?
随分以前、スウェーデンの外資の会社で働いてた頃、出張でスウェーデンの3番目くらいに大きな都市で、デンマークのコペンハーゲンに近いマルメというところに行ったことがある。北欧だと背の高い、金髪の白人ばかりだと思ってたら、イスラム系とか多くの人がいて多民族国家だった。一方、街の公園とか郊外の古いお城跡のレストランは、中世そのもの。小さな博物館みたいなところはマリー・アントワネットとか関係があったフランスの貴族との遺品。中世のヨーロッパの支配者、貴族たちはロシアを含め広い交流があったみたいだ。貧しい農民に支えられた豪華な暮らし。大国の間の小さな「国」は、いつも苦しめられていた。いまも、それは変わらないのだろうか?
ロシアとウクライナは、民族的にも兄弟みたいなものと思ってたら、そうでもなかったのか。。
19世紀、ウクライナに農奴だった詩人のことが新聞のコラム、「筆洗」に書かれていた:
ウクライナの国民的詩人シェフチェンコは十九世紀の帝政ロシア時代を生きた。ロシアの一部とされたウクライナの人々の悲しみや憂いを書いた▼農奴の子に生まれ、政治犯として流刑にもなった。自由に過ごせた年月の限られた生涯は、長く独立できなかった祖国の歴史にも似る▼詩「遺言」はこう始まる。『わたしが死んだら、/なつかしいウクライナの/ひろびろとした草原にいだかれた/高き塚の上に 葬ってほしい。/果てしない野の連なりと/ドニエプル、切り立つ崖が/見渡せるように。』▼人々を鼓舞するくだりもある。『わたしを葬り、立ちあがってほしい。/鎖を断ち切り、/凶悪な敵の血潮で/われらの自由に洗礼を授けてほしい。』(藤井悦子訳)▼遺言通りに詩人が眠るドニエプル川沿いの丘にも、銃声は響いているだろうか。ロシア軍のウクライナ侵攻は続き、この川が育んだ首都キエフに戦車が迫ったと伝わる。ウクライナ軍の劣勢は否めないよう。戦地を染めているのは<凶悪な敵の血潮>より、同胞のそれが多いのか▼藤井氏の解説によると、かの詩人の最初の詩集の名前は「コブザール」。琵琶に似たウクライナの楽器コブザを奏でる吟遊詩人のことで、故郷の語り部であろうと名付けたという。琵琶法師の平家物語が伝える世の儚(はかな)さのごとく、詩人の国の自由が危うく見えることに心が重い。
<引用以上>
どんな理由があろうが、戦争だけは、絶対にだめだ。かすかかもしれないが、ロシアで、市民が「戦争反対」のデモに命がけで立ち上がっている。プーチンの退任を求めるプラカードもある。軍部のなかにも侵攻に反対する勢力がいるようだ。一刻も早い戦闘の終結を祈ります。
随分以前、スウェーデンの外資の会社で働いてた頃、出張でスウェーデンの3番目くらいに大きな都市で、デンマークのコペンハーゲンに近いマルメというところに行ったことがある。北欧だと背の高い、金髪の白人ばかりだと思ってたら、イスラム系とか多くの人がいて多民族国家だった。一方、街の公園とか郊外の古いお城跡のレストランは、中世そのもの。小さな博物館みたいなところはマリー・アントワネットとか関係があったフランスの貴族との遺品。中世のヨーロッパの支配者、貴族たちはロシアを含め広い交流があったみたいだ。貧しい農民に支えられた豪華な暮らし。大国の間の小さな「国」は、いつも苦しめられていた。いまも、それは変わらないのだろうか?
ロシアとウクライナは、民族的にも兄弟みたいなものと思ってたら、そうでもなかったのか。。
19世紀、ウクライナに農奴だった詩人のことが新聞のコラム、「筆洗」に書かれていた:
ウクライナの国民的詩人シェフチェンコは十九世紀の帝政ロシア時代を生きた。ロシアの一部とされたウクライナの人々の悲しみや憂いを書いた▼農奴の子に生まれ、政治犯として流刑にもなった。自由に過ごせた年月の限られた生涯は、長く独立できなかった祖国の歴史にも似る▼詩「遺言」はこう始まる。『わたしが死んだら、/なつかしいウクライナの/ひろびろとした草原にいだかれた/高き塚の上に 葬ってほしい。/果てしない野の連なりと/ドニエプル、切り立つ崖が/見渡せるように。』▼人々を鼓舞するくだりもある。『わたしを葬り、立ちあがってほしい。/鎖を断ち切り、/凶悪な敵の血潮で/われらの自由に洗礼を授けてほしい。』(藤井悦子訳)▼遺言通りに詩人が眠るドニエプル川沿いの丘にも、銃声は響いているだろうか。ロシア軍のウクライナ侵攻は続き、この川が育んだ首都キエフに戦車が迫ったと伝わる。ウクライナ軍の劣勢は否めないよう。戦地を染めているのは<凶悪な敵の血潮>より、同胞のそれが多いのか▼藤井氏の解説によると、かの詩人の最初の詩集の名前は「コブザール」。琵琶に似たウクライナの楽器コブザを奏でる吟遊詩人のことで、故郷の語り部であろうと名付けたという。琵琶法師の平家物語が伝える世の儚(はかな)さのごとく、詩人の国の自由が危うく見えることに心が重い。
<引用以上>
どんな理由があろうが、戦争だけは、絶対にだめだ。かすかかもしれないが、ロシアで、市民が「戦争反対」のデモに命がけで立ち上がっている。プーチンの退任を求めるプラカードもある。軍部のなかにも侵攻に反対する勢力がいるようだ。一刻も早い戦闘の終結を祈ります。
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