紅中東起 さんの日記
2022
2月
24
(木)
21:27
本文
津川雅彦・墨田ユキ主演の1992年に公開された、原作:永井荷風の「濹東綺譚」を、初めてAmazonプライムVideoで見た!
ちょっと前に「貴方は永井荷風に似てますね」と誰かに言われた記憶があるが、その時に私は即座に「そう言われても荷風の作品を読んだことがありませんので何とも言えません」と答えたが、今回彼の作品を見ていて、そう答えたときには谷崎潤一郎と混同していたことに今回気付いた!
谷崎作品だと「蓼食う虫」というのを読んだ記憶があるが、谷崎は永井の弟子にあたるらしく、道理で混同するわけだ!
この作品、公開当時は墨田ユキという無名の女優とベテラン男優津川雅彦の濡れ場ばかりが取りざたされて、所謂成人映画の中でも特に際立つ問題作だった気がする。
ところが今回初めて見た感想としては、荷風の日記を読み返すナレーションが多く、洒脱にして人間の内面を鋭く抉る、人間観察と内面への切込みが際立っていて、時折皮肉交じりの書きっぷりに、クスりと笑わされる場面も少なからずあった。
で、見終わった感想は、私が荷風に似ているといった人の観察眼の鋭さに脱帽する思いになった。
日記の中の随所随所に、これって俺の内面に切り込んでるの?という語りが多く、他人ではないという不思議な感覚に陥ってしまった。
但し唯一の違いは彼の方がメンタルが弱そうな部分である。
ちょっと前に「貴方は永井荷風に似てますね」と誰かに言われた記憶があるが、その時に私は即座に「そう言われても荷風の作品を読んだことがありませんので何とも言えません」と答えたが、今回彼の作品を見ていて、そう答えたときには谷崎潤一郎と混同していたことに今回気付いた!
谷崎作品だと「蓼食う虫」というのを読んだ記憶があるが、谷崎は永井の弟子にあたるらしく、道理で混同するわけだ!
この作品、公開当時は墨田ユキという無名の女優とベテラン男優津川雅彦の濡れ場ばかりが取りざたされて、所謂成人映画の中でも特に際立つ問題作だった気がする。
ところが今回初めて見た感想としては、荷風の日記を読み返すナレーションが多く、洒脱にして人間の内面を鋭く抉る、人間観察と内面への切込みが際立っていて、時折皮肉交じりの書きっぷりに、クスりと笑わされる場面も少なからずあった。
で、見終わった感想は、私が荷風に似ているといった人の観察眼の鋭さに脱帽する思いになった。
日記の中の随所随所に、これって俺の内面に切り込んでるの?という語りが多く、他人ではないという不思議な感覚に陥ってしまった。
但し唯一の違いは彼の方がメンタルが弱そうな部分である。

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