ひろひろ48 さんの日記
2022
2月
9
(水)
19:12
本文
日本は、自殺の多い国です。それも若者に多い。女性差別もほぼなく、教育、医療の社会保障もすばらしい北欧のスウェーデンは高齢者の自殺が多い。
日本は、コロナ禍で、女性それも主婦の自殺者が増えている。夫の失業、収入減、DVとかの原因が深刻。若い人、40-50代で働き盛りの人もコロナで失業、ホームレスになる人も少なからずいる。自殺の多い要因は、時代、状況によって変わるのだろうけど、収入減、ホームレス、そして夢も持てなくなり、友達も頼れる知人もなにもなく「このまま生きててもしょうがない」と絶望感にさいなまれる。日本って、農村の過干渉(村八分の逆、反すると村八分)から都市部への流入、大都市での不干渉、無関心。世界でも一番冷たい社会かもと言われるくらい。それでも、昔は「宗教」がセイフティーネットになっていた。欧米では、いまも「宗教」がその役割をすこし残している。
新幹線車内での「拡大自殺」、小田急線での「拡大自殺」、大阪の病院の放火「拡大自殺」、この前の埼玉の訪問診療の医師射殺たぶん「拡大自殺」東京大学前での刺傷事件、、犯人は、ほとんど男性で一人で自殺するのが「怖く」死刑になりたかった、、
男は、コミュニケーション障害に陥りやすく、絶望、孤独が深刻。社会から疎外されているという孤独感は大きな要因。今の日本社会は、「うつ病」になりやすく、社会との関係が切れると生きていけなくなる。
孤独は大きな社会問題。イギリスでは政府、社会が孤独対策を実行している孤独対策先進国。日本みたいに、なんでも「自己責任」にしないで、家庭の問題と家族に押し付けないことが必要。さらに日本の問題は、教育。教育レベルの問題ではなく、小さいころからの矯正の教育、型にはめる教育、やり直しのきかない社会、自由な生き方を可能にする社会が必要だと思う。
この前の東大前の事件に関連し、新聞のコラム「コンパス」を紹介:
私の東京大学 by 中村信也(記者)
受験生の皆さん、私は40年ほど前、東大に入りました。東大を意識したのは高校に通っていた1970年代です。工学部で、出世もせずに公害と闘っている”万年助手”がると知ったからです。
宇井純さん(1932~1006年)のことです。水俣病の原因究明と被害者支援に駆け回るなか、夜間の空いた恭男室で、誰でも入れる「自主講座」を始めた人です。気になって、宇井さんの半生記「キミよ歩いて考えろ」を読みました。若い日に憧れた科学が公害を生んでいたことに愕然としたそうです。熊本・水俣に通って調査し、住民運動にかかわり、政府や企業と対決します。そんな体験が書かれてました。権威を疑い、名もない人々の話を聞いて考えよう。深く感動した私は、田舎を出て東大の門をくぐったのです。宇井さんと話もしました。それが「私の東京大学」なんです。だから正式には入学も卒業もしていません。
東大前で先月、刺傷事件を起こしたと報じられた名古屋の高校生がいました。あなたも、歩いて考えてみてください。人を救う医学を志すなら、なおさらです。
生きている限り、やり直せます。「キミよ歩いて考える」は再刊されましたが既に古本で高価です。没後に出た「宇井純セレクション」(全3巻、新泉社)なら図書館にもあるはずです。
<引用以上>
中年の男性の孤独、絶望感に支援が必要で、青年の男性も同じようにメンタルな支えが必要です。社会的な、医学的な両面での支援が。宇井純さんか、懐かしい名前。そもそも大学って、大学教育って、こうでないと。企業に「必要とされる」人材を排出する「大学」では、大学じゃない、職業訓練所だ。
日本は、コロナ禍で、女性それも主婦の自殺者が増えている。夫の失業、収入減、DVとかの原因が深刻。若い人、40-50代で働き盛りの人もコロナで失業、ホームレスになる人も少なからずいる。自殺の多い要因は、時代、状況によって変わるのだろうけど、収入減、ホームレス、そして夢も持てなくなり、友達も頼れる知人もなにもなく「このまま生きててもしょうがない」と絶望感にさいなまれる。日本って、農村の過干渉(村八分の逆、反すると村八分)から都市部への流入、大都市での不干渉、無関心。世界でも一番冷たい社会かもと言われるくらい。それでも、昔は「宗教」がセイフティーネットになっていた。欧米では、いまも「宗教」がその役割をすこし残している。
新幹線車内での「拡大自殺」、小田急線での「拡大自殺」、大阪の病院の放火「拡大自殺」、この前の埼玉の訪問診療の医師射殺たぶん「拡大自殺」東京大学前での刺傷事件、、犯人は、ほとんど男性で一人で自殺するのが「怖く」死刑になりたかった、、
男は、コミュニケーション障害に陥りやすく、絶望、孤独が深刻。社会から疎外されているという孤独感は大きな要因。今の日本社会は、「うつ病」になりやすく、社会との関係が切れると生きていけなくなる。
孤独は大きな社会問題。イギリスでは政府、社会が孤独対策を実行している孤独対策先進国。日本みたいに、なんでも「自己責任」にしないで、家庭の問題と家族に押し付けないことが必要。さらに日本の問題は、教育。教育レベルの問題ではなく、小さいころからの矯正の教育、型にはめる教育、やり直しのきかない社会、自由な生き方を可能にする社会が必要だと思う。
この前の東大前の事件に関連し、新聞のコラム「コンパス」を紹介:
私の東京大学 by 中村信也(記者)
受験生の皆さん、私は40年ほど前、東大に入りました。東大を意識したのは高校に通っていた1970年代です。工学部で、出世もせずに公害と闘っている”万年助手”がると知ったからです。
宇井純さん(1932~1006年)のことです。水俣病の原因究明と被害者支援に駆け回るなか、夜間の空いた恭男室で、誰でも入れる「自主講座」を始めた人です。気になって、宇井さんの半生記「キミよ歩いて考えろ」を読みました。若い日に憧れた科学が公害を生んでいたことに愕然としたそうです。熊本・水俣に通って調査し、住民運動にかかわり、政府や企業と対決します。そんな体験が書かれてました。権威を疑い、名もない人々の話を聞いて考えよう。深く感動した私は、田舎を出て東大の門をくぐったのです。宇井さんと話もしました。それが「私の東京大学」なんです。だから正式には入学も卒業もしていません。
東大前で先月、刺傷事件を起こしたと報じられた名古屋の高校生がいました。あなたも、歩いて考えてみてください。人を救う医学を志すなら、なおさらです。
生きている限り、やり直せます。「キミよ歩いて考える」は再刊されましたが既に古本で高価です。没後に出た「宇井純セレクション」(全3巻、新泉社)なら図書館にもあるはずです。
<引用以上>
中年の男性の孤独、絶望感に支援が必要で、青年の男性も同じようにメンタルな支えが必要です。社会的な、医学的な両面での支援が。宇井純さんか、懐かしい名前。そもそも大学って、大学教育って、こうでないと。企業に「必要とされる」人材を排出する「大学」では、大学じゃない、職業訓練所だ。
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