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地球の肺があぶない。。
もう何年前だろうか、昨年のCOP２６だっけ？パリ協定のまざずーっと以前、京都議定書より前かな。中学のころ社会で習った大規模の農業ってすごいね、プランテーションでバナナがたくさん生産できるって。子どもの頃は、病気で入院したときくらいしか食べられなかったバナナが、庶民（といってもいわゆる先進国の庶民で）も普通に食べられるようになってきた。インドネシアなどの東南アジア、中南米、アフリカの熱帯、亜熱帯のプランテーションが開発された土地からは、もともと住んで農業などいとなんできた人たちは、そこから排除された。農民はもともとの農法、焼き畑農法で、食べるために、生きるために熱帯雨林を破壊せざるをあなくなっていた。各国の政府は森林保護の政策をとり、すこしづつ森林は守られつつある。
が、先週土曜の夕方の報道特集で、地球の肺といわれてこの地球に光合成で膨大な酸素を補給しているアマゾンの密林が、違法な伐採、鉱石採掘で大規模な破壊が進行しているとの報道。森林の熱帯の大木は高価な建材として先進国に売られるので、違法な伐採が行われている。アマゾン川の川底には大量の金が上流から流れてきている。その金を抽出するのに水銀が大量に使われている。その水銀はアマゾン川を汚染し、魚を汚染し、その魚を食べている原住民の身体を蝕んでいる。「アマゾンの水俣」と呼ばれているそうだ。すべて違法なことだが、いまのブラジル政府は、そういう「業者」とつながっているのか？なにもしようとしない。そういった業者たちは銃で武装し、伐採などを反対する原住民の人たちのリーダーは殺されている。
熱帯雨林の破壊は、ブラジル政府、ブラジル一国だけのもんだいではないのだが、森を守るため闘っている住民のためにも、国際社会は、地球住民は、なにができるのだろうか？