しき さんの日記
2021
12月
4
(土)
12:38
本文
コミュの企画で登った「丹沢大山」
しばらくぶりの山登りは、想像してたよりキツかった
高さ1,200メートル程の観光の山、なのに…体力落ちたなぁ
大山は、山登りと言うより階段登りの参詣道。
コロナ禍終息に光が見え始め、人の心が明るくなった様で、大勢が山を目指した。
駅から山への臨時便バスは満員。
三密回避はどこに行っちゃった?密閉、密集、密接
全て揃っているバスの中。
楽しみにしていた紅葉は、山の下の方が黄色
中腹の大山寺辺りは真っ赤で、盛りは過ぎていたものの
見頃だったと言って良いと思う。
山に登るのをモチベーションに、フィットネスジム通いをしていたが
山登り一回には敵わなかった様で…
筋肉痛が治った後のフィットネスは何だか楽で、レベルの微調整が必要だったくらい。
そのジムは老若男女、あらゆる年代のあらゆる体調の人が集うジムだが
明らかに毛色の違う男性を見かけた。
所謂、マッチョ。
自身もそれを自覚してるらしく、簡単に動かせる器械のレベルを、どれだけ上げているのか…
背筋、腹筋、大腿筋、とにかく一つ一つ、やるたび「フゥっ…フゥっ…」と声を上げる。
筋トレは、ここじゃ物足りないでしょう、と思いながらも、その声出しについ、こちらの腹筋が緩む
真正面だったので、私が自分に微笑み掛けた…と思ったのか?
真っ白い歯を見せ、その男性は私に笑顔を向けた。
心の中、ため息…自分の容姿に自信があるのだわ
こう言うタイプは、苦手。
「何か楽しいこと、ありました?」と近寄って来て言った。
(あなたの掛け声がね、ここでは浮いてる)←心の声
「いいえ、別に…鍛えてますねぇ(皮肉のつもり)」
「いやぁ…仲間はこんなもんじゃ無いですよ、皆さん静かですねー(笑み)」
「コロナ禍ですから
」ビシッと言う。
「それでかー
静かすぎて僕の声ばかり響いちゃって」
それには答えず、微笑と目礼だけ残して違う場所に移動する。
いつ気づくのだろう
ここが不向きな場所であること。
貴方以外のほとんどが、健康増進とダイエットが目的であること。
ふと
私が、あれほど自身に一途だったのは、幾つまでだったろう…
これから先、何年山に登る事が出来るだろう?の思いが頭を過った。
私も私の居る場所を間違えてるんじゃ無いだろうか。
温泉、観光、時々キャンプ。
歳を取ったらそっちに移行しようとは思っていたけど
そろそろ考え無くちゃならない時期なのかも。
場違いな彼がバーベルを上げ、また声を上げる。
ジムの中、誰もが無言で、おそらく彼の声をウザったく感じているだろう。
そんな中、人目などお構いなしに自分を貫いている彼を、少しだけ見直した
12月の夜。
今年もあとひと月を残すだけだ。
しばらくぶりの山登りは、想像してたよりキツかった
高さ1,200メートル程の観光の山、なのに…体力落ちたなぁ

大山は、山登りと言うより階段登りの参詣道。
コロナ禍終息に光が見え始め、人の心が明るくなった様で、大勢が山を目指した。
駅から山への臨時便バスは満員。
三密回避はどこに行っちゃった?密閉、密集、密接
全て揃っているバスの中。
楽しみにしていた紅葉は、山の下の方が黄色
中腹の大山寺辺りは真っ赤で、盛りは過ぎていたものの
見頃だったと言って良いと思う。
山に登るのをモチベーションに、フィットネスジム通いをしていたが
山登り一回には敵わなかった様で…
筋肉痛が治った後のフィットネスは何だか楽で、レベルの微調整が必要だったくらい。
そのジムは老若男女、あらゆる年代のあらゆる体調の人が集うジムだが
明らかに毛色の違う男性を見かけた。
所謂、マッチョ。
自身もそれを自覚してるらしく、簡単に動かせる器械のレベルを、どれだけ上げているのか…
背筋、腹筋、大腿筋、とにかく一つ一つ、やるたび「フゥっ…フゥっ…」と声を上げる。
筋トレは、ここじゃ物足りないでしょう、と思いながらも、その声出しについ、こちらの腹筋が緩む

真正面だったので、私が自分に微笑み掛けた…と思ったのか?
真っ白い歯を見せ、その男性は私に笑顔を向けた。
心の中、ため息…自分の容姿に自信があるのだわ
こう言うタイプは、苦手。
「何か楽しいこと、ありました?」と近寄って来て言った。
(あなたの掛け声がね、ここでは浮いてる)←心の声
「いいえ、別に…鍛えてますねぇ(皮肉のつもり)」
「いやぁ…仲間はこんなもんじゃ無いですよ、皆さん静かですねー(笑み)」
「コロナ禍ですから

「それでかー

それには答えず、微笑と目礼だけ残して違う場所に移動する。
いつ気づくのだろう
ここが不向きな場所であること。
貴方以外のほとんどが、健康増進とダイエットが目的であること。
ふと
私が、あれほど自身に一途だったのは、幾つまでだったろう…
これから先、何年山に登る事が出来るだろう?の思いが頭を過った。
私も私の居る場所を間違えてるんじゃ無いだろうか。
温泉、観光、時々キャンプ。
歳を取ったらそっちに移行しようとは思っていたけど
そろそろ考え無くちゃならない時期なのかも。
場違いな彼がバーベルを上げ、また声を上げる。
ジムの中、誰もが無言で、おそらく彼の声をウザったく感じているだろう。
そんな中、人目などお構いなしに自分を貫いている彼を、少しだけ見直した
12月の夜。
今年もあとひと月を残すだけだ。
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