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tinc さんの日記
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tinc さんの日記

[2021-7] カテゴリー [未分類] 
 
2021
7月 30
(金)
17:21
憧れの優しさ
前の日記 カテゴリー  未分類
本文
物心ついて以来私は優しさというものに憧れている。多くの人の優しさに触れその偉大を感じてきたということもあるし、人間性なるものはそのかなりの部分を優しさに負っていると思うからでもある。ハードボイルドの箴言には「強くなければ生きていけない。優しくなかったら生きている資格が無い」というものがあり、私のように感じる人は他にもいるようである。

優しさに憧れるということからも示唆されるように私は根本的に優しい人物ではなく、物事がうまくいっている時などには特に他の権利を簡単にないがしろにしてしまう。こういう身勝手な性質の持ち主にとって優しくあることは多くの場合に難しく常に優しさを意識して思考し行動しないと無自覚に他を侵害することになるので、社会に身を置くことは恐怖の中で必死に考え判断することの連続である。性質の基盤に優しさを持つタイプの人と異なり自分の思う自然な普通の言動は利己的で非人間的なそれであること、自分の思う普通は普通ではないことを自覚していなければならない。

優しさという曖昧でありながら強固なものは一日にして成るものでなく、それを追い求めることには苦労や懊悩が絶えないことは確かであるものの、その苦労や懊悩は私にとって必要なものであると私は感じている。例えば倫理意識の低い人間にとって法による拘束や他からの批判検証が不可欠であるように、必要なものを持ち合わせない者はそれを外部から補ってもらわなければ存続が困難である。
私にはいくつかの苦しい持病がある。仮にそれらの持病が無く一見他の人々と同じように生きてゆくことができていたとしたら、私は早い段階で刑務所に入れられるか殺されるかしていたのではないかと思う。もしもっと高い能力を持っていたら悪人として世を跋扈していたであろう。いずれも望ましい結果でなく今辛うじてそうなっていないということで、無宗教の私も何かの巡り合わせを信じそうになることがある。

考えてみれば最初から優しさを持っている人々が苦労や懊悩と無縁であるかというとそうではなく、彼らには彼らの優しさ故の苦労や懊悩もあるはずである。私はいつか彼らと並び立ち時に彼らの苦痛を緩和することもできるようになりたく思う。この世に英雄や救世主の類は存在しない。誰もが人であり他の力を要する。私は自分がかつて完璧な世界を夢想したりその実現を為すに足らない己の無力を嫌がったりしていたことを思い出す。優しくあろうとすることは成熟を促すのかもしれない。
閲覧(1067)
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投稿者 スレッド
tinc
投稿日時: 2021/8/1 7:38  更新日時: 2021/8/1 7:38
プラチナ
登録日: 2019/8/24
居住地: 東京都
: 男性
投稿数: 1735
 RE: 憧れの優しさ
starfishさま

おはようございます。返信が遅くなりました。
優しさと優しさから来る行動の間には違いがありますね。確かに行動を伴わない優しさには低いところの限界があるようにも思え、これは倫理意識と行動規範の間の関係に近いものがあるのかもしれません。

心配だけで何もしないというと悪く取られがちで実際に良いほうへ作用しにくいということもありましょうが、一方で他人のことをまるで心配しない人とは咄嗟の行動や日頃の態度発言等に違いが生じるはずなので、余力の無い中でも心配だけは忘れていないということは大事なことなのではないかとも私は思います。
それこそ例示頂いているような小さな親切や気遣いを受ければ、無視されたり阻害されたりするよりも良い心境になれる人も多いでしょう。

英語には蒙いので優しさの訳語として最も近いものを知りませんでした。ご教授をありがとうございます。言語が異なると日本語で同じものとされるものが分けられていたりその逆であったりということがたくさんありますね。また思想的文化的背景の違いからか、気持ちよりも行動に着目した表現があったりと、勉強してみると面白そうです。
starfish
投稿日時: 2021/7/31 8:57  更新日時: 2021/7/31 8:57
プラチナ
登録日: 2019/9/10
居住地: 東京
: 女性
投稿数: 4004
 RE: 憧れの優しさ
tincさん、おはようございます

優しさの「優」は人を憂えると書きます。
人を心配する気持ちの表れがそのまま優しさですが
行動を伴わないと発揮されない気もします。

私はいつも誰かのことを心配はしていますが
気持ちだけでそのために何かをすることはありません。
自分のことで精一杯、というのがその言い訳です。

でも、大きなことでなくても
たとえば自分よりしんどそうな人に席を譲るとか、エレベーターのフロアボタンを押してあげるとか、そんな行為野延長にあるとしたら世の中はわりと優しさにあふれていますね。

余談ですが「優しさ」は英語に置き換えると「kindness」が一番近いようですが
これは親切にする、と言う行為を実行している気がします。
tinc
投稿日時: 2021/7/30 22:24  更新日時: 2021/7/30 22:24
プラチナ
登録日: 2019/8/24
居住地: 東京都
: 男性
投稿数: 1735
 RE: 憧れの優しさ
さくら日さま

こんばんは。
優しさの公平な評価というものはおよそ未だ実現を見たことがないのではないかというほど困難で捉えどころの無いものではないでしょうか。定量的な尺度ではないため、自分の評価も他人の評価も同じくらい無意味とも言えそうです。

与えることと役に立つこと、優しくあることはそれぞれ重なる部分を持ちつつ互いに異なるものかもしれませんね。いずれもその場のことで済む話なのか長期的に見るべきことなのかによっても評価は違ってくると思います。

「役に立つ」ことを例示頂いて思い出したのですが、善行は動機によるのではなく結果によるという考えが倫理学では主流のようです。確かに動機が善であればそこからの行動も善行ということになってしまうと悪行が横行することになりますから、誰かの行いが結果として誰かのためになれば一つの善であると見なしたほうが妥当です。
優しさ単体で考えていると分かりにくいものもその近隣の概念である有用性や正義や供給というところから見てみるとはっきりしてくるのかもしれません。
ご教示をありがとうございます。
さくら日
投稿日時: 2021/7/30 17:43  更新日時: 2021/7/30 17:43
プラチナ
登録日: 2020/12/11
居住地:
: 女性
投稿数: 3035
 RE: 憧れの優しさ
tincさん、こんにちは。

またしてもご自分に厳しく、他に優しいブログだと感じます。優しさとはなんだろうと私もよく考えます。

よく知らない方に、優しいねと言われて驚くし、
心を込めて尽くした相手に、自分勝手だ、と罵倒され傷つくこともあります。

利己的で非人間的と思われたり、優しいと言われたり。結局、第三者からも公平な評価が得られるわけでもなく、相手によって評価が違うなら、主体的な優しさを目指しても意味がないのではないかとさえ思うのです。

寧ろtincさんのように己に厳しくいることで、優しい人間、と評されるものなのかもしれません。

優しくしようとは思っていませんが、誰かの役に立ちたい、立てると信じて突き進むことがあります。
相手にとって迷惑であった場合、単なる押し付けの優しさは迷惑千万ですし、不足した場合も単なる自己満足だと言われてしまう。

過不足なく相手に与える優しさが本物なのか?
それも違うように思います。

曖昧な優しさにこだわることなく、正しくあること、善であることが、「優しさ」に繋がるようにも感じています。
いずれにしても優しくあろうとするのは難しい。

正義に突き動かされて行動するtincさん、充分に優しい方だと思います。

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