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車が走るスピードを 物陰に隠れて計測して、スピード違反をしている運転手を検挙することを通称＜ネズミ捕り＞と言います。
昨日も知らない道を走行中、対向車のパッシングライトでやっていることを知らされました。

市内でよくやる場所は大体決まっています。
やっていることを知っているドライバーは、そこを通過するときだけは極端にスピードを抑えて　制限速度を守って走行しています
市境のトンネルの手前でよくネズミ捕りをやっていますが、ここは長い下り坂。
スピードが出やすい場所で、警察もよく考えたものだと感心しています。

一方で、パッシングライトを点滅して＜ネズミ捕りをやっている＞ことを教えてくれる
対向車の運転手がいます。

あれって　どうなんでしょう？

スピードを出して走る運転手は、普段からスピード違反をしているのではないでしょうか？
その時だけ教えて貰ってスピード違反の検挙を免れたとしても、何れスピード超過による大事故を起こすかも？
スピードを出し過ぎていて、ブレーキが間に合わず横断者を轢いてしまうかも？

擦れ違う車に　ことごとくパッシングをしてネズミ捕りを教える運転手は、＜自己満足に浸っている＞のかもしれませんが、或いは＜大きな事故の影の立役者＞になっているかもしれません。

普段からスピードは出しても制限速度の10ｋｍ/ｈまでと決めて走っている私は、昭和の時代から無事故無違反を通しています。
不案内な道路を走っても、ライトの点滅で教えてくれる対向車がいなくても　ネズミ捕りで検挙されたことは一度もありません。
しかし　たまには歩行者や自転車の飛び出しに遭って＜ひやりハッと＞がない訳ではありません。
今までには「スピードを出していたら避けられなかった！」と思う場面は数知れずでした。

スピード違反は、数ある交通違反の中でも大事故に繋がる　最も注意するべき違反だと思っていますので、対向車にパッシングライトの点滅でネズミ捕りを教えるドライバーの短絡的な行為に対しては「どうなのかな？」と思っています。


「スピードは視野も心も狭くする」（2019年度交通標語　警察庁長官賞）