ひろひろ48 さんの日記
2021
7月
4
(日)
17:32
本文
最近のことでは、ミャンマーのクーデターがあります。軍隊の組織が、たぶん、そのトップを中心とする利益集団なのだろうが、民主的な国政と自分たちの利害が衝突、思い通りにならなくなってきたので起こしたクーデターなのだろう。長い間、軍事政権で大変な思いをし、闘いとった自由、民主主義を守ろうとした多くの国民。軍は、射殺も含む弾圧で「解決」できると思ったのかもしれない。いまは、一時的に抑え込まれているようだが、自国の軍と対抗できる方法などを考え、準備を進めているのだろう。日本にも、自国の軍隊が自国の国民に銃口を向けたかなしい歴史が、沖縄にある。
台湾も、中国共産党との内戦に敗れた国民党、蒋介石が台湾に逃れ、もともと住んでいた住民に軍政、戒厳令で抑え込んできた。が、長い闘いの後、いま、民主主義を勝ち取っている。いまの日本よりずーっと民主的な「国」だ。韓国も、朴正煕の独裁が続いたが、学生たちの命がけの闘いで、いまは民主主義的になっている。
歴史は、文芸復興(ルネサンス)から宗教改革、啓蒙主義、フランス革命、清教徒革命と、人知を超えた、時の権力も抗しがたい流れがある。大きな価値観の変革がある。パンデミックなども、大きな影響がある。
現在は、ネットの時代、それは国境を超えて。一国内では収まらない。中国共産党100年だそうだが、いまは強大にみえても、1000年、2000年つづいた政治体制はない。日本でも同じ、自民党はたかだか66年。
香港からどんどん海外脱出する映像が流れていた。いまは、仕方ないのだろう。我慢の時期かもしれない。世界中の華僑のみなさんは、いまの中国を心配しみていると思う。
先週水曜日6月30日の夕刊のコラム「大波小波」から:
「ああ、香港よ」by 魯(ペンネーム)
6月24日、香港の「蘋果(りんご)日報」が廃刊した。香港国家安全維持法に違反したためである。創業者は既に昨年逮捕。今回は主筆以下、幹部が次々と連行された。ああ、もはや香港に言論の自由はない。かつてのコスモポリタンな自由貿易港は、今では冷戦下、恐怖の東ベルリンと化した。ちなみに台湾が西ベルリンである。
6月に大阪で「香港インディペンダント映画祭」が行われ、その後京都の出町座に移って25本が上映されている(7月8日まで)。主催側の中心はマレーシア出身の華人映画監督、林家威(リムカーワイ)。雨傘運動から一昨年の理工大籠城事件まで、自由解放を叫ぶ学生と、彼らに水平打ちする警察隊の暴力とが生々しく描かれている。まさに現在進行形で語られる歴史の証言なのだが、「反国家的」との理由で、作品の多くは香港では上映禁止となった。シンポジウムにZoomで登壇する監督や関係者も、全員がマスクで顔を隠している。当局によるID認定を避けるだめだ。
かつてアグネス・チャンに夢中になり、ウォン・カーワァイのメロドラマにお熱を上げた日本人の香港ファンよ。あなたたちはどう思うか。パンダに双子が生まれたからと悦んでいるだけでいいのか。
<引用以上>
雨傘運動と中島みゆきの「世情」の歌を重ね合わせた画像が、胸をしめつける:
台湾も、中国共産党との内戦に敗れた国民党、蒋介石が台湾に逃れ、もともと住んでいた住民に軍政、戒厳令で抑え込んできた。が、長い闘いの後、いま、民主主義を勝ち取っている。いまの日本よりずーっと民主的な「国」だ。韓国も、朴正煕の独裁が続いたが、学生たちの命がけの闘いで、いまは民主主義的になっている。
歴史は、文芸復興(ルネサンス)から宗教改革、啓蒙主義、フランス革命、清教徒革命と、人知を超えた、時の権力も抗しがたい流れがある。大きな価値観の変革がある。パンデミックなども、大きな影響がある。
現在は、ネットの時代、それは国境を超えて。一国内では収まらない。中国共産党100年だそうだが、いまは強大にみえても、1000年、2000年つづいた政治体制はない。日本でも同じ、自民党はたかだか66年。
香港からどんどん海外脱出する映像が流れていた。いまは、仕方ないのだろう。我慢の時期かもしれない。世界中の華僑のみなさんは、いまの中国を心配しみていると思う。
先週水曜日6月30日の夕刊のコラム「大波小波」から:
「ああ、香港よ」by 魯(ペンネーム)
6月24日、香港の「蘋果(りんご)日報」が廃刊した。香港国家安全維持法に違反したためである。創業者は既に昨年逮捕。今回は主筆以下、幹部が次々と連行された。ああ、もはや香港に言論の自由はない。かつてのコスモポリタンな自由貿易港は、今では冷戦下、恐怖の東ベルリンと化した。ちなみに台湾が西ベルリンである。
6月に大阪で「香港インディペンダント映画祭」が行われ、その後京都の出町座に移って25本が上映されている(7月8日まで)。主催側の中心はマレーシア出身の華人映画監督、林家威(リムカーワイ)。雨傘運動から一昨年の理工大籠城事件まで、自由解放を叫ぶ学生と、彼らに水平打ちする警察隊の暴力とが生々しく描かれている。まさに現在進行形で語られる歴史の証言なのだが、「反国家的」との理由で、作品の多くは香港では上映禁止となった。シンポジウムにZoomで登壇する監督や関係者も、全員がマスクで顔を隠している。当局によるID認定を避けるだめだ。
かつてアグネス・チャンに夢中になり、ウォン・カーワァイのメロドラマにお熱を上げた日本人の香港ファンよ。あなたたちはどう思うか。パンダに双子が生まれたからと悦んでいるだけでいいのか。
<引用以上>
雨傘運動と中島みゆきの「世情」の歌を重ね合わせた画像が、胸をしめつける:
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