starfish さんの日記
2021
5月
30
(日)
18:13
バンクーバーで喧嘩上等


本文
スーパーから戻った娘が「これ違ってる」とレシートをチェックしてつぶやいた。
ペットボトルのお茶158円が328円になっている。
返金してもらいなよ、と言うとそのくらいの金額のことでわざわざ行くのはいやだと言う。仕方ないのでさっき私が買い物ついでに返金してもらってそのままもらった。
こういうことは金額の問題ではない。
そこで思い出す、ある年の冬のバンクーバー。
以前ブログに書いたが雪のイエールタウンのブリュワリーレストランでビールと食事を堪能した翌日の帰国日。
早朝のフロントには寝不足なのか無愛想な中年女性が一人。
「昨日のバーのチャージが10ドル」と言う。
バーへは行っていないと言うと
「忘れてるんでしょ。とにかく10ドル」
この言い草でだいぶ頭に来ていた。
「忘れてない。バーへは行ってない」
あろうことか
「たかが10ドル。さっさと払って」
only ten dollarsの「only」を思い切り強調して言い放った
「金額の問題じゃない!私がバーで飲んだ証拠を見せて」
女は思い切りノロノロとバーから回収された伝票を出してきた。
「ほら、225号室って書いてある。サインもしてるでしょ」
「それ、私のサインじゃないわ。どこをどうやったら私のこの姓名がこのサインになるの?」
「あら、そうね。どういうことかしら?」
「バーで飲んだ人がルームナンバーを間違えたんでしょ!」
「それもそうね。じゃあ、もういいわ(You can go now)」
ここで私の脳内は沸騰した。
「他に何か言うべきことがあるでしょ?(Is that all you can say?)」
女の白い顔が一瞬で赤くなり、鼻孔がピクリとした。
Sorry、と素っ気なく言うのと後ろを向くのがほとんど同時だった。
あの態度といい、10ドルくらいごまかさずに払えという言い草といい、まだ気が済まなかったが、すでに15分もロスしていたので諦めた
案の定、雪の積もった悪路と朝の渋滞で空港へ着いたのは予定の1時間遅れ。滑り込みチェックインだった。
乗り遅れの恐怖から涙目になっていた当時小学生の娘が「少しの金額のことで大損するところだったじゃないの?」と訴えた。
「こういうことは金額の問題じゃないのよ。
万一乗り遅れたら損害分はあのホテルに出させるつもりだった」といきがったものの、そんな事態になったら果たしてどうなっていたかな
?
ちなみにまあ高級の部類に入るホテルで
その朝の女以外のスタッフはきちんとした模範的ホテルマンだった。
ペットボトルのお茶158円が328円になっている。
返金してもらいなよ、と言うとそのくらいの金額のことでわざわざ行くのはいやだと言う。仕方ないのでさっき私が買い物ついでに返金してもらってそのままもらった。
こういうことは金額の問題ではない。
そこで思い出す、ある年の冬のバンクーバー。
以前ブログに書いたが雪のイエールタウンのブリュワリーレストランでビールと食事を堪能した翌日の帰国日。
早朝のフロントには寝不足なのか無愛想な中年女性が一人。
「昨日のバーのチャージが10ドル」と言う。
バーへは行っていないと言うと
「忘れてるんでしょ。とにかく10ドル」
この言い草でだいぶ頭に来ていた。
「忘れてない。バーへは行ってない」
あろうことか
「たかが10ドル。さっさと払って」
only ten dollarsの「only」を思い切り強調して言い放った


「金額の問題じゃない!私がバーで飲んだ証拠を見せて」
女は思い切りノロノロとバーから回収された伝票を出してきた。
「ほら、225号室って書いてある。サインもしてるでしょ」
「それ、私のサインじゃないわ。どこをどうやったら私のこの姓名がこのサインになるの?」
「あら、そうね。どういうことかしら?」
「バーで飲んだ人がルームナンバーを間違えたんでしょ!」
「それもそうね。じゃあ、もういいわ(You can go now)」
ここで私の脳内は沸騰した。
「他に何か言うべきことがあるでしょ?(Is that all you can say?)」
女の白い顔が一瞬で赤くなり、鼻孔がピクリとした。
Sorry、と素っ気なく言うのと後ろを向くのがほとんど同時だった。
あの態度といい、10ドルくらいごまかさずに払えという言い草といい、まだ気が済まなかったが、すでに15分もロスしていたので諦めた

案の定、雪の積もった悪路と朝の渋滞で空港へ着いたのは予定の1時間遅れ。滑り込みチェックインだった。
乗り遅れの恐怖から涙目になっていた当時小学生の娘が「少しの金額のことで大損するところだったじゃないの?」と訴えた。
「こういうことは金額の問題じゃないのよ。
万一乗り遅れたら損害分はあのホテルに出させるつもりだった」といきがったものの、そんな事態になったら果たしてどうなっていたかな

ちなみにまあ高級の部類に入るホテルで
その朝の女以外のスタッフはきちんとした模範的ホテルマンだった。
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