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緩和ケアになって3ヶ月目
友人の旦那さまが亡くなった。

今の時節柄、家族葬だそうで、何人もの同級生からの葬儀日時の問い合わせに「本人から、完全家族葬なので、誰にも言わないで。と言われた」
「場所も日時も、私にさえ『知らせるのは控えさせていただきます』だったから…私は行かない」
と答えていた。

（毎週のように会っていた）しきが行かないのならと、問い合わせをして来た友人たちも葬儀には行かないことになった。
旦那さまも同級生なのに、そっち側の友人まで排除しなくても…と思ったが、彼女には統失もあるので、やはり人対応はストレスなのだろう。


同級生の1人が我が家にやって来て、庭に3日ほど放置してある、伐採した槇の木を見て言った。
「明日の朝、トラックで来て運んでやるわ」
彼は、リースや伐採後の処理などの会社で、仕事をしている人だ。
中学時代は落ちこぼれだったが、人の良さで顧客を増やし、今は営業所のやり手所長。
一方、当時の学級委員長は、大きな企業を早期退職（社長になれないから、と言っていた）してユル〜く職探し中。
私の所には、こう言う時だけ彼らから連絡が来るが、何があるのか分からないのが人生だ、と思う。

クラスで2人目のサヨナラだが、病気で逝ったのは初めて。
そういう年齢なのだなぁ、と実感する。

コロナが落ち着いたら同窓会を計画してくれ、と元委員長よりの依頼。
コロナ後に、と集まりを頼まれたのは、これで幾つ目だろう…

同窓会では、友人の旦那さまの追悼でもしようか。
彼らは同じクラス同士で結婚したのだ。

そこでなら彼女も
少しは落ち着いて居られるかもしれない。