starfish さんの日記
2021
5月
10
(月)
20:00
シアトルは今日も雨だった


本文
なんでこんな雨ばかりの冬のシアトルへ来たの?
滞在中、何度も聞かれた。
旅先の雨は苦にならないけどさすがに滞在中、1度も晴れ間がないのにはまいった。
小降りの日はタワーに上り、バスで遠出し、大好きなウォーターフロントのマーケットを歩き、フェリーで国境を越えてカナダのビクトリアへ足を伸ばし(これが1番の目当てだった)それでも雨で足止めされる時間がかなりあった。
そんなとき、行きの飛行機もホテルも同じだった女性と
コーヒー(やはりシアトルと言えばこれね)を何杯も飲みながら、彼女の身の上話を聞いた。
友達を尋ねて毎年来るということで、情報通だったのもありがたかった。
坂道の途中のスタバで、コーヒーで暖を取りながら足早に行き交う人々を観察しながら彼女の話に耳を傾けた。
人生の大半は大阪だったから、と築地に住んでいながら関西弁で、その風貌といい、大屋政子そっくりだった。
当時50代で、あのな、うちなぁと、それはそれはよくしゃべる。
ホテルの部屋へも呼ばれた。
アメリカサイズが合うからと服や下着を大量に買い込み、戦利品用のスーツケースにでん、と座り「降りると開いてしまうから閉めて!」
30年ほど前のことである。
その後、東京で何度か会い、賀状のやり取りだけになり、近年は途絶えていた。
最近になって永眠の知らせがご主人から届いた。
故人は社交的な方だったので、手がかりの限り、広範に連絡したのだろう。
以下は彼女とそのご主人の話である。
続く
滞在中、何度も聞かれた。
旅先の雨は苦にならないけどさすがに滞在中、1度も晴れ間がないのにはまいった。
小降りの日はタワーに上り、バスで遠出し、大好きなウォーターフロントのマーケットを歩き、フェリーで国境を越えてカナダのビクトリアへ足を伸ばし(これが1番の目当てだった)それでも雨で足止めされる時間がかなりあった。
そんなとき、行きの飛行機もホテルも同じだった女性と
コーヒー(やはりシアトルと言えばこれね)を何杯も飲みながら、彼女の身の上話を聞いた。
友達を尋ねて毎年来るということで、情報通だったのもありがたかった。
坂道の途中のスタバで、コーヒーで暖を取りながら足早に行き交う人々を観察しながら彼女の話に耳を傾けた。
人生の大半は大阪だったから、と築地に住んでいながら関西弁で、その風貌といい、大屋政子そっくりだった。
当時50代で、あのな、うちなぁと、それはそれはよくしゃべる。
ホテルの部屋へも呼ばれた。
アメリカサイズが合うからと服や下着を大量に買い込み、戦利品用のスーツケースにでん、と座り「降りると開いてしまうから閉めて!」
30年ほど前のことである。
その後、東京で何度か会い、賀状のやり取りだけになり、近年は途絶えていた。
最近になって永眠の知らせがご主人から届いた。
故人は社交的な方だったので、手がかりの限り、広範に連絡したのだろう。
以下は彼女とそのご主人の話である。
続く
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