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県外の実家には、今はまだ母が1人で
暮らしている。
それ程ド田舎では無いが、主要駅からは
若干離れているし、バスの本数も少なく、
1時間～2時間に1本と言う不便さだ。
なので地理的な理由も相まって来るため、
必然的に車は必須なのだ。

高齢者の免許返納の問題がまことしやかに
言われて久しいが、実家の周辺はまさに、
高齢者でも1人1台は当たり前の地域である。
母も例外なくで、80代半ばになるが未だに
免許返納は全く考えていないと言う。
（ちなみに、認知検査や高齢者教習でも、
今は問題なく運転出来ると言われてはいる）
まぁ、車の事は気になりながらも･･･
うちも離れて暮らしているので心配はするが
母の場合は、数年前に腰椎と脚の骨折を
経験している為自転車に乗れない理由があり、
今もまだ車を手放すと何処にも行けなくなり
呆けるからあかんと言うのだ。

そして問題は･･･本題になるが、断捨離だ。
母もちまちまとモノの整理はしている様だが、
脚と腰が悪いのでしゃがめず、動作も遅い。
昔はサッサと要領良くしていたものだが･･･
否応なしに年齢を痛感する事がやはり増えた。

実家は、物置代わりに成り果てた部屋が2つ
あり、4帖程の和室と水屋なのだが･･･
和室は洋服やバッグ類がゴッチャであるし、
まあココは何とかなると思うのだが･･･
問題のキモは台所横にある水屋である。
ココはもう殆ど手付かずで、大量の本と雑誌、
後は台所用品に、大量の食器が棚ごとある。
その上ざっと見･･･お決まりの紙袋もコレまた
大量にあったので、紙袋は半分はこっちには
持って帰ってきた。（紙ゴミの入れ物用に）
しかも、うちより更に整理の苦手な母の事。
もうカオスと化しているのだが･･･

うちがたまにしか帰省出来ないので、ここを
眺める度に思わず、
『母ちゃん、うちが何とか整理をしたろか？』
と言うのだが、母曰く
『お母さんが、又どうにかするから！』
出た･･･、どうにもならへんのにこう言う。
依怙地なのだ、要するに。
自分1人でようせえへんから言うたってるのに。
多分･･･亡くなる迄カオスのまま放置プレー。
母も分かってるんやろうけどね･･･

こんな状態やから恐らく･･･いじれぬまま、
うちが頑張って恐らく遺品整理をしなくては
アカン様になりそうだ。
まぁ、解体は処分とセットでする様になると
思われる。旧宅もかつてそうしたので。
考えただけで気が重くなる･･･ヤレヤレ。