ひろひろ48 さんの日記
2021
4月
20
(火)
11:53
本文
戦後の復興もどんどん進む一方、沖縄を米軍が自由に使えるかたちでの日米講和条約から、アメリカの影響の下、警察予備隊、自衛隊、60年安保条約と再軍備を進めてきた自民党政権、アメリカがベトナム戦争に突き進むなか、世界中でベトナム反戦運動が起こっていた。もちろん、日本でも、ベ平連という市民の運動が盛り上がっていた。安保条約で法的な根拠を得た米軍が沖縄だけでなく日本の各地の米軍基地がベトナム戦争の後方基地になっていた。フランスでは学費の値上がり反対運動から学生たちが街頭に出て世界中に反響を及ぼしていた。
日本でも、70年安保に向けて、ベトナム反戦と絡んで運動が激しくなっていった。大学当局の腐敗を期に、全共闘という運動が広がっていった。あまり知られていないが、少なからずの労働者も「反戦労働者」として参加していた。
そんな状況で、佐藤首相の南ベトナム訪問反対の抗議デモのなかで一人の学生が亡くなった(機動隊によると思われる)。60年安保の樺美智子さんから二人目の犠牲者かな??
50代より若い人は、ほとんど記憶にないかもしれない。団塊の世代=ほぼ全共闘世代には、理想?夢?も大きかった青春の時間を共有した時代。そのドキュメンタリー映画が17日から上映されているそうです。そのコラム記事「大波小波」から
「失ったものが見える記録」by(ノンセクト)
ベトナム戦争への反戦運動が世界中で盛り上がった1967年10月、日本の佐藤栄作首相が南ベトナムを訪問しようとした。これは、戦争を行う南ベトナム政府とそれを支援するアメリカに同調する行為だとして、訪問阻止の闘争が花だ空港に向かう路上で展開された。この時、闘争に参加した18歳の京大生、山崎博昭が亡くなった。機動隊に頭部を殴打されたためという可能性が高い。
17日から公開の代島治彦監督「みきが死んだあとで」は、当時山崎の周辺にいた人々へのインタビューをまとめた200分の記録映画だ。半世紀以上前の出来事を語る長尺だが、全くダレ場がない。出演者の言葉が過去の悲劇を今に有効な歴史の事件として生々しく蘇らせるからだ。
1960年代後半の学生運動は、連合赤軍のリンチ殺人と内ゲバに帰結して、若者の支持を失ったという見方がある。それは一面の真理だろう。
だが、この映画を見ると、運動に飛び込んだ学生たちの倫理観と不安とが重層的に浮かび上がる。そして倫理観のかけらもない老人が支配する昨今の自民党政治を見るにつけ、学生運動を葬ることで、今の日本がどんな貴重な若さの力を失ったかも考えさせられる。
<引用以上>
この佐藤栄作元首相が、沖縄の米軍基地をそのまま使えるようにと前提で「平和的に沖縄返還」したと、なんとノーベル平和賞を受けたのは、ブラックジョークではなく事実だ。いま、命がけで戦ってきて、いま沈黙を余儀なくされている香港の若者、ほんと今、言葉通り命がけで戦ってるミャンマーの人々、それに実質、黙認している現政権。これらに抗議する有志の議員はいないのかな?「しかたない」と思ってしまう国民、「しかたない」と思わせる政治が続いていいのだろうか??
日本でも、70年安保に向けて、ベトナム反戦と絡んで運動が激しくなっていった。大学当局の腐敗を期に、全共闘という運動が広がっていった。あまり知られていないが、少なからずの労働者も「反戦労働者」として参加していた。
そんな状況で、佐藤首相の南ベトナム訪問反対の抗議デモのなかで一人の学生が亡くなった(機動隊によると思われる)。60年安保の樺美智子さんから二人目の犠牲者かな??
50代より若い人は、ほとんど記憶にないかもしれない。団塊の世代=ほぼ全共闘世代には、理想?夢?も大きかった青春の時間を共有した時代。そのドキュメンタリー映画が17日から上映されているそうです。そのコラム記事「大波小波」から
「失ったものが見える記録」by(ノンセクト)
ベトナム戦争への反戦運動が世界中で盛り上がった1967年10月、日本の佐藤栄作首相が南ベトナムを訪問しようとした。これは、戦争を行う南ベトナム政府とそれを支援するアメリカに同調する行為だとして、訪問阻止の闘争が花だ空港に向かう路上で展開された。この時、闘争に参加した18歳の京大生、山崎博昭が亡くなった。機動隊に頭部を殴打されたためという可能性が高い。
17日から公開の代島治彦監督「みきが死んだあとで」は、当時山崎の周辺にいた人々へのインタビューをまとめた200分の記録映画だ。半世紀以上前の出来事を語る長尺だが、全くダレ場がない。出演者の言葉が過去の悲劇を今に有効な歴史の事件として生々しく蘇らせるからだ。
1960年代後半の学生運動は、連合赤軍のリンチ殺人と内ゲバに帰結して、若者の支持を失ったという見方がある。それは一面の真理だろう。
だが、この映画を見ると、運動に飛び込んだ学生たちの倫理観と不安とが重層的に浮かび上がる。そして倫理観のかけらもない老人が支配する昨今の自民党政治を見るにつけ、学生運動を葬ることで、今の日本がどんな貴重な若さの力を失ったかも考えさせられる。
<引用以上>
この佐藤栄作元首相が、沖縄の米軍基地をそのまま使えるようにと前提で「平和的に沖縄返還」したと、なんとノーベル平和賞を受けたのは、ブラックジョークではなく事実だ。いま、命がけで戦ってきて、いま沈黙を余儀なくされている香港の若者、ほんと今、言葉通り命がけで戦ってるミャンマーの人々、それに実質、黙認している現政権。これらに抗議する有志の議員はいないのかな?「しかたない」と思ってしまう国民、「しかたない」と思わせる政治が続いていいのだろうか??
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