40代・50代・60代・70代の友達作り・趣味探し・交流サイト

娘が鏡の前で、髪を梳かしながら
「そう言えば、私って昔はつむじが２つあったの?」

あら、そうだっけ?記憶にないけど

幼い頃、私のいないときに夫の身内が
「この子はつむじが２つある。誰に似たんだろう？」
「うちの血筋ではないわよね。誰に似たんだろう?」とさんざん言ったそうだ。

「誰に似たんだろう？」

この子は無愛想だ。誰に似たんだろう？
この子は偏食が激しい。誰に似たんだろう?
この子は運動神経が鈍い。誰に似たんだろう？

など、およそ良い意味で使われることのない、犯人探しの言葉だ。
好ましくないことを責任転嫁するにも便利らしい。

夫側にはさすがに言えないが、自分の身内にはあまりのしつこさにはっきり言ったことがある。

「誰に似たかなんて、どうでもいい。そんなことを知ってどうなるの?」って。

私が産んだんだよ!
その事実だけで十分。誰に似ようが娘にも私にも関係ないが、気が済むまで犯人探ししてろ!
と言いたいくらい、母としての本能の部分が拒否したが、当時は、無反応だった娘もかなり不快だったことを今日初めて知った…