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暖かく、強い風
春、といえば春らしい。

またまた昔のお話
ヨーロッパのツアーの時
マドリードのホテルのそばに市場がありました。
お夕飯まで間があったので
一人参加の私は、暇つぶしにのぞくことに。
添乗員さんからは
くれぐれも時間には帰ってくるように、と
問題児？の私は、きつく釘を刺されました、笑。

お野菜やらお魚やら雑貨やら
いろいろ売ってます。
人出はそれほどでもなくまばら。
多分間も無く閉店にでもなるのでしょうか。

お肉屋さんのショーケースの前を通ったら
こにちは、こにちは、って。
お肉屋さんが笑顔で声をかけてきた。
あら、日本語っぽい、笑。
日本語、わかるの？
それだけ、であとは英語。
テレビで覚えたそうです。

旅行できて、すぐそこのホテル泊で
明日は出発、とか話していたら
家に来い、という。
身振り手振りのオーバージェスチャーで
歓迎する、というが
パーティーをする、という。
もう好奇心いっぱい、の私に
断る理由なんてなくって、行く！
ホテルに戻って添乗員さんに外で食べる、
と断って急いで出ました。
添乗員さんは又かい、って
苦虫を噛み潰す、笑。

おじさんの軽トラに乗って
shall we go
着いたら、お庭に大勢の人が
ご近所さんだそうです。
本当に熱烈歓迎！でした
お庭のテーブルいっぱいのご馳走。
貫禄のある奥様が、スペイン語しかダメなので
おじさんが通訳。
全部食べて行け、と言っているよ、って大笑い。
食えるかい！

飛び交うスペイン語、たまに英語、笑。
食べろ、食べろ、飲め、飲め
何を言っているのかよくわからなかったのですが
おじさんが一生懸命通訳してくれる。
みんなが底抜けに明るい笑顔で
それだけで盛り上がるもんですねえ。
ギターの伴奏で歌が出て
ダンスも出て。
もう、人類みな兄弟！

帰りはおじさんの軽トラでホテルまで。

これだけのお話、なんですけれど
楽しかったあ、という思い出が残ってます。
見ず知らずの日本人を自宅に招いて
パーティー開いて歓迎してくれて、
楽しい思い出を作ってくれて。
私も、そうしよう、って思ってます。

一期一会。

さて、
メインはキャベツのミルフィーユ。
お肉を間に挟んで
形を整えて、崩さないようにじっくり煮含めます。
ロールキャベツの変形？
でも今日はクリーム煮ではなく、スープ仕立て。
温野菜のサラダ
あさりのスープ、季節です。
フルーツとダージリン。