starfish さんの日記
2021
1月
29
(金)
22:32
本文
長い間、海外気まま旅を封印してきた。
介護を終え、唯一の身内を老人ホームに送り、子は就職し、さあ、これから!と思ったらコロナである。
今はとにかく収束を祈っているが
大まかな余生の旅スケジュールは、もう1度行きたいところと、1度は行きたいところへ交互に年に1〜2回の旅ができたら、と願っている。
元気に旅ができるのはせいぜいあと10数年だろう。
幻に終わった旅を思う。
それは知る人ぞ知る、マレーシアのクチンという小都市で、猫の街として知られている。
怪しげでチープでお茶目な雰囲気があるその街の存在は、昔、コタキナバルへ行ったとき経由したので知った。
このときは機内待機だったので降りたっていない。
2010年7月、娘が学校からの研修で2週間ほどオーストラリアへ行くことになり「今でしょ!」と思った。
夫と2週間も2人きりなんて耐えられないから願ってもない好機である。
飛行機を予約し、ホテルも2つ手配した。情報は少ないが、期待はずれでも一人旅なら気兼ねないのでワクワクとその日を待った。
ところが
その半月前に娘が病に倒れ入院、当然研修には行けずに私の旅は幻と終わった。
それどころか、娘の長く苦しい療養生活の幕開けとなった。
そんな経緯で、クチンは心の片隅で封印したが
昨年、ある番組でちらっ、と取り上げられ、心の蓋がぱかっと開いた。
時として、時間は心の傷をやさしく癒やしてくれるものである。
これからの人生の幕開けに相応しい地に思えてきた。
早く、今は阻まれている皆の夢が実現する日が来ることを祈る。
https://tripping.jp/asean/malaysia/42105
介護を終え、唯一の身内を老人ホームに送り、子は就職し、さあ、これから!と思ったらコロナである。
今はとにかく収束を祈っているが
大まかな余生の旅スケジュールは、もう1度行きたいところと、1度は行きたいところへ交互に年に1〜2回の旅ができたら、と願っている。
元気に旅ができるのはせいぜいあと10数年だろう。
幻に終わった旅を思う。
それは知る人ぞ知る、マレーシアのクチンという小都市で、猫の街として知られている。
怪しげでチープでお茶目な雰囲気があるその街の存在は、昔、コタキナバルへ行ったとき経由したので知った。
このときは機内待機だったので降りたっていない。
2010年7月、娘が学校からの研修で2週間ほどオーストラリアへ行くことになり「今でしょ!」と思った。
夫と2週間も2人きりなんて耐えられないから願ってもない好機である。
飛行機を予約し、ホテルも2つ手配した。情報は少ないが、期待はずれでも一人旅なら気兼ねないのでワクワクとその日を待った。
ところが
その半月前に娘が病に倒れ入院、当然研修には行けずに私の旅は幻と終わった。
それどころか、娘の長く苦しい療養生活の幕開けとなった。
そんな経緯で、クチンは心の片隅で封印したが
昨年、ある番組でちらっ、と取り上げられ、心の蓋がぱかっと開いた。
時として、時間は心の傷をやさしく癒やしてくれるものである。
これからの人生の幕開けに相応しい地に思えてきた。
早く、今は阻まれている皆の夢が実現する日が来ることを祈る。
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