ひろひろ48 さんの日記
2021
1月
23
(土)
19:38
本文
歴代の米大統領の就任演説で有名な言葉は、ケネディ大統領の「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。」が有名です。
いま、アメリカ社会が大きな分断の危機にあります。単に貧富の格差だけでなく、話し合って妥協点がみいだせないほどの価値観の大きな違いです。離れて見れば、一部(ひょっとして大きな部分)のトランプ支持者は、オカルト信者のようです。
それでも、米大統領は、就任式で「希望」を抱かせる演説をしました。もちろん、自分の考えを入れながらスピーチライターが書いたものでしょうが、日本の首相のように官僚の作文を読み上げたような所信表明とは、大きな違いです。
さらに、就任式では、すばらしい詩の朗読がありました。シングルマザーの子供で22歳の女性の詩人です。新聞の記事からの引用です:
20日(日本時間21日未明)、米連邦議会議事堂で行われたバイデン大統領の就任式で、注目をさらったのが詩人アマンダ・ゴーマンさん(22)だ。就任式に出た歴代の詩人で最年少。分断や不安に覆われた時代に、結束し、未来へ歩もうと呼び掛ける美しい詩と堂々としたパフォーマンスに、世界中から称賛が集まった。
詩の題は「私たちが登る丘(The Hill We Climb)」。議事堂の一帯は通称「キャピトル・ヒル」と呼ばれている。バイデン氏の就任演説に続いて登場したゴーマンさんは、こう切り出した。
「日が来ると自問する。この終わりなき陰の中で、どこに光を見いだすことができるのか」
6日、議事堂に暴徒が乱入した事件についても「共有するのではなく、国を打ち砕こうとする力を私たちは見た」と振り返り、「民主主義は一時、遅れることがあっても、永遠に負けることはない」と宣言。
「私たちが託された国より、ずっとよい国を未来に残そう」「私たちは再建し、和解し、立ち直る」と訴え、「光は常にある。私たちがそれを見る勇気、光となる勇気さえあるのなら」と呼び掛けた。
◆「時と空間を超えて残される詩だ」
ゴーマンさんは昨年、ハーバード大を卒業。今回の詩の中で自身を「奴隷の子孫でシングルマザーに育てられ、大統領も夢ではないやせっぽっちの黒人の女の子」と述べている。米紙ニューヨーク・タイムズによると、就任式での朗読は、バイデン氏の妻ジルさんが推薦したという。
ゴーマンさんの詩についてメディアは「就任式を持っていった」(英紙ガーディアン電子版)「時と空間を超えて残される詩だ」(英BBC放送電子版)などと絶賛、民主党のヒラリー・クリントン氏は、ツイッターで「彼女は2036年大統領選に出ると約束している。私は待ち切れない1人だ」とたたえた。 (小嶋麻友美)
いま、アメリカ社会が大きな分断の危機にあります。単に貧富の格差だけでなく、話し合って妥協点がみいだせないほどの価値観の大きな違いです。離れて見れば、一部(ひょっとして大きな部分)のトランプ支持者は、オカルト信者のようです。
それでも、米大統領は、就任式で「希望」を抱かせる演説をしました。もちろん、自分の考えを入れながらスピーチライターが書いたものでしょうが、日本の首相のように官僚の作文を読み上げたような所信表明とは、大きな違いです。
さらに、就任式では、すばらしい詩の朗読がありました。シングルマザーの子供で22歳の女性の詩人です。新聞の記事からの引用です:
20日(日本時間21日未明)、米連邦議会議事堂で行われたバイデン大統領の就任式で、注目をさらったのが詩人アマンダ・ゴーマンさん(22)だ。就任式に出た歴代の詩人で最年少。分断や不安に覆われた時代に、結束し、未来へ歩もうと呼び掛ける美しい詩と堂々としたパフォーマンスに、世界中から称賛が集まった。
詩の題は「私たちが登る丘(The Hill We Climb)」。議事堂の一帯は通称「キャピトル・ヒル」と呼ばれている。バイデン氏の就任演説に続いて登場したゴーマンさんは、こう切り出した。
「日が来ると自問する。この終わりなき陰の中で、どこに光を見いだすことができるのか」
6日、議事堂に暴徒が乱入した事件についても「共有するのではなく、国を打ち砕こうとする力を私たちは見た」と振り返り、「民主主義は一時、遅れることがあっても、永遠に負けることはない」と宣言。
「私たちが託された国より、ずっとよい国を未来に残そう」「私たちは再建し、和解し、立ち直る」と訴え、「光は常にある。私たちがそれを見る勇気、光となる勇気さえあるのなら」と呼び掛けた。
◆「時と空間を超えて残される詩だ」
ゴーマンさんは昨年、ハーバード大を卒業。今回の詩の中で自身を「奴隷の子孫でシングルマザーに育てられ、大統領も夢ではないやせっぽっちの黒人の女の子」と述べている。米紙ニューヨーク・タイムズによると、就任式での朗読は、バイデン氏の妻ジルさんが推薦したという。
ゴーマンさんの詩についてメディアは「就任式を持っていった」(英紙ガーディアン電子版)「時と空間を超えて残される詩だ」(英BBC放送電子版)などと絶賛、民主党のヒラリー・クリントン氏は、ツイッターで「彼女は2036年大統領選に出ると約束している。私は待ち切れない1人だ」とたたえた。 (小嶋麻友美)
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