松任谷 彩 さんの日記
2021
1月
17
(日)
13:22
本文
人間関係に一度ひびが入ると、修復がほとんどの不可能。
小津安次郎作品の中でも「浮草」は旅回りの一座という〝ワイルドな人たち〝を描いているからだ。
妾に子を作らせた門で大喧嘩が始まる。
京マチ子が演じる「すみ子」が、中村鴈治郎が演じる駒十郎と罵り合いを始める。
駒十朗が「このアホ!」「文句あるか!」とくれば、すみ子も「なにがなんや!」「あんたこそアホやないか!」
駒十朗が「ワイに惚れて、ころがりこんできよって!」と、くれば、すみ子も「そんなことウチに言えた義理か!」「ナメたまね、せんとき!」
怒りをあらわす京マチ子が美しい。わずかに髪がほつれているところなど絶妙である。
この場面は、黒沢作品の「七人の侍」に似て豪雨の中で繰り広げる。
小津安二郎といえば視点の低いカメラアングル、完璧な画面構成、抑制の利いた会話などが印象的だが。
この映画、どこを切り出しても「小津作品」である。
製作は最初から腹をくくって当たっている。
大女優・京マチ子さんは2019年に心不全のため都内の病院で死去。95歳
毎年2月〜3月に「京マチ子映画祭」が開催されている。
※予告編はありませんが、映画祭での動画を添付してます。
https://cinefil.tokyo/_ct/17272763
小津安次郎作品の中でも「浮草」は旅回りの一座という〝ワイルドな人たち〝を描いているからだ。
妾に子を作らせた門で大喧嘩が始まる。
京マチ子が演じる「すみ子」が、中村鴈治郎が演じる駒十郎と罵り合いを始める。
駒十朗が「このアホ!」「文句あるか!」とくれば、すみ子も「なにがなんや!」「あんたこそアホやないか!」
駒十朗が「ワイに惚れて、ころがりこんできよって!」と、くれば、すみ子も「そんなことウチに言えた義理か!」「ナメたまね、せんとき!」
怒りをあらわす京マチ子が美しい。わずかに髪がほつれているところなど絶妙である。
この場面は、黒沢作品の「七人の侍」に似て豪雨の中で繰り広げる。
小津安二郎といえば視点の低いカメラアングル、完璧な画面構成、抑制の利いた会話などが印象的だが。
この映画、どこを切り出しても「小津作品」である。
製作は最初から腹をくくって当たっている。
大女優・京マチ子さんは2019年に心不全のため都内の病院で死去。95歳
毎年2月〜3月に「京マチ子映画祭」が開催されている。
※予告編はありませんが、映画祭での動画を添付してます。
https://cinefil.tokyo/_ct/17272763
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