深海魚 さんの日記
2020
11月
23
(月)
10:23
本文
まずはこの予告編からです。
トム・クルーズ主演『トップガン マーヴェリック』
Gとは何でしょう。長いですからご存知の方はスルーして下さい。
**標準重力加速度 1.0 (単位はg) = 9.80665 m/s²
地上に立ってると皆さん常に1gの加速度がかかっています。痩せた人も太った人も公平にかかります。
標準重力加速度は緯度45°の海面上での重力ですので、赤道上では遠心力で0.3%打ち消されます。その他地球の赤道付近の膨らみとか高度によって変わってきます
**加速度 1.0 (単位はG) = 9.80665 m/s²
これからの話は私たちが体感する加速度のGのことです。
エレベーターでは、上下方向に最大で+0.2Gと-0.2Gの加速度を感じるそうです。
加速度1Gとはスポーツカーで急発進して、時速100kmに達するまでに、3秒です。
ジェットコースターでは瞬間的に3Gや4Gの加速度が出ます。ですから3Gで体重60Kg の人は180Kg から300Kg の力でシートに押し付けられるのですね。
私の車ではどう頑張っても1Gが計測できません。
ジェット戦闘機ではどのくらいのGがかかるか。
F-15イーグルは軽量の場合最大9Gの荷重に耐えうるよう設計されています。
但し過荷重警報システム(を搭載していないF-15は最大7.3Gに制限されますが、これが人間の耐えられる限界です。
戦闘機が旋回し続け、パイロットにプラス方向への大きなGがかかり続けると、やがて体内の血液は下半身に集まり始めます。脳への血液供給が低下し、パイロットの視界は次第にぼやけてきます。やがて視界から色調が失われるグレイアウト、視界が失われるブラックアウトなどが起こり、さらに強いGがかかると、意識を失う「G-LOC(ジーロック)」に至ります。
戦闘機でドッグファイトするときが6~8G、一般の人々が生理的に耐えられるのが1~6Gで、その為パイロットは耐Gスーツを着用し体内の血液が下半身に集まるのを防ぎます。。
レッドブル・エアレースではパイロットに掛かる最大重力加速度が規定の数値を超えてはならないというルールがあり、2018年シーズンから12Gに変更になりました。
機体の強度設計においての制限が12Gだからです。けれども機体は安全率を含めて1.5倍の負荷に耐えられる必要があり、短時間では2.0倍までは耐えられる事がもとめられます。もの凄ぐ頑丈な機体ですね。
但しレース中に高いGに到達するまで0.4秒ほどと一瞬なので、パイロットは体で反応できるよう訓練をしているそうです。けれどもパイロットにはGによる動的なショックが加わりますので大変なスポーツです。
アメリカ海軍のアクロバットチーム「ブルーエンジェルス」のパイロットは伝統として酸素マスクや耐Gスーツを着用せず飛行するそうです。
耐Gトレーニングではこうなってしまいます。 かなり古いですが。
かなり昔、アメリカでジェット戦闘機の装備の試験場に入る事が有りました。
この装備は「weapon」ではなく「Control System」でしたが。
軍事機密に関わりますので内容は具体的に言えませんが、試験中は耐G試験室から退避です。油圧制御システムの油圧ホースにピンホールでも有ったら、そこからの作動オイル噴出で人体にも穴が開いて死んでしまうからだそうです。凄い装置でした。
ところであの人たちの脳はどんなショックで壊れてしまったのでしょうか。
自分の愚かさに気が付く事は灰になってもないでしょうね。
トム・クルーズ主演『トップガン マーヴェリック』
Gとは何でしょう。長いですからご存知の方はスルーして下さい。
**標準重力加速度 1.0 (単位はg) = 9.80665 m/s²
地上に立ってると皆さん常に1gの加速度がかかっています。痩せた人も太った人も公平にかかります。
標準重力加速度は緯度45°の海面上での重力ですので、赤道上では遠心力で0.3%打ち消されます。その他地球の赤道付近の膨らみとか高度によって変わってきます
**加速度 1.0 (単位はG) = 9.80665 m/s²
これからの話は私たちが体感する加速度のGのことです。
エレベーターでは、上下方向に最大で+0.2Gと-0.2Gの加速度を感じるそうです。
加速度1Gとはスポーツカーで急発進して、時速100kmに達するまでに、3秒です。
ジェットコースターでは瞬間的に3Gや4Gの加速度が出ます。ですから3Gで体重60Kg の人は180Kg から300Kg の力でシートに押し付けられるのですね。
私の車ではどう頑張っても1Gが計測できません。
ジェット戦闘機ではどのくらいのGがかかるか。
F-15イーグルは軽量の場合最大9Gの荷重に耐えうるよう設計されています。
但し過荷重警報システム(を搭載していないF-15は最大7.3Gに制限されますが、これが人間の耐えられる限界です。
戦闘機が旋回し続け、パイロットにプラス方向への大きなGがかかり続けると、やがて体内の血液は下半身に集まり始めます。脳への血液供給が低下し、パイロットの視界は次第にぼやけてきます。やがて視界から色調が失われるグレイアウト、視界が失われるブラックアウトなどが起こり、さらに強いGがかかると、意識を失う「G-LOC(ジーロック)」に至ります。
戦闘機でドッグファイトするときが6~8G、一般の人々が生理的に耐えられるのが1~6Gで、その為パイロットは耐Gスーツを着用し体内の血液が下半身に集まるのを防ぎます。。
レッドブル・エアレースではパイロットに掛かる最大重力加速度が規定の数値を超えてはならないというルールがあり、2018年シーズンから12Gに変更になりました。
機体の強度設計においての制限が12Gだからです。けれども機体は安全率を含めて1.5倍の負荷に耐えられる必要があり、短時間では2.0倍までは耐えられる事がもとめられます。もの凄ぐ頑丈な機体ですね。
但しレース中に高いGに到達するまで0.4秒ほどと一瞬なので、パイロットは体で反応できるよう訓練をしているそうです。けれどもパイロットにはGによる動的なショックが加わりますので大変なスポーツです。
アメリカ海軍のアクロバットチーム「ブルーエンジェルス」のパイロットは伝統として酸素マスクや耐Gスーツを着用せず飛行するそうです。
耐Gトレーニングではこうなってしまいます。 かなり古いですが。

かなり昔、アメリカでジェット戦闘機の装備の試験場に入る事が有りました。
この装備は「weapon」ではなく「Control System」でしたが。
軍事機密に関わりますので内容は具体的に言えませんが、試験中は耐G試験室から退避です。油圧制御システムの油圧ホースにピンホールでも有ったら、そこからの作動オイル噴出で人体にも穴が開いて死んでしまうからだそうです。凄い装置でした。
ところであの人たちの脳はどんなショックで壊れてしまったのでしょうか。
自分の愚かさに気が付く事は灰になってもないでしょうね。



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