ひろひろ48 さんの日記
2020
10月
29
(木)
00:29
本文
資本主義の「発展」は、科学技術の進歩に相互に支え合ってきた。蒸気機関、機械加工、織機、綿工業、化学、自動車、航空機、真空管から半導体、ラジオ、テレビ、IC、コンピューター、AI。。。
科学技術の発展、多くの発明などにより新しい製品が生み出されてきた。便利なものも増えたが、公害なども引き起こした。
その最たるものが地球規模の環境破壊。温暖化により気候変動がより大きな自然災害を起こしている。その問題の軸が、エネルギー問題。
新聞のコラム「今週のことば」に、いい視点で書かれたものがあるので紹介する:by 松本 章男(随筆家)
「われわれは科学主義が内に秘める「科学の進歩が人類を救う」という迷信と闘わなければならない」(マルクス・ガブリエル)
新実存主義を提唱、いま世界から注目されている哲学者の、これは指針の一つ。「世界史の針が巻き戻るとき」より。
自然科学が人間生活に寄与した時代は過去のものとなり、産業資本と結節した科学技術の垂れ流す負の遺産が、人類のみか地球そのものをまで脅かす毎日である。
ガブリエルがとくに非難の対象とするのは物理学。この学問は現在、宇宙の構造を解明するという方向に研究が集中している。宇宙の構造など人類の生存と何の係りもない。エネルギー問題の解決こそが急務ではないのか、と。
物理学者には私も、原子力に変わる安全なエネルギーの開発にこそ注力してほしい。核開発で物理学は甚大なダメージを及ぼした。いまこそ人類のために役立つことをしてもらいたい。
もしや湯川秀樹博士が存命で今日にあったならば、車椅子で、核廃絶を訴える市民デモの先頭に立たれたことだろう。
核エネルギーというとんでもないものを知ってしまったが、核分裂をごく一部制御できるだけで、核廃棄物の処分すらできない科学技術。このコロナ禍で、多くの工場が停止し、膨大な数の自動車が走らなくなった効果で、空気がかなりきれいになり、遠くまで見通せるようになったらしい。結局、科学技術を使い経済活動をするのは人間。これから先、地球を破壊するのも、よくするのも人間。
科学技術の発展、多くの発明などにより新しい製品が生み出されてきた。便利なものも増えたが、公害なども引き起こした。
その最たるものが地球規模の環境破壊。温暖化により気候変動がより大きな自然災害を起こしている。その問題の軸が、エネルギー問題。
新聞のコラム「今週のことば」に、いい視点で書かれたものがあるので紹介する:by 松本 章男(随筆家)
「われわれは科学主義が内に秘める「科学の進歩が人類を救う」という迷信と闘わなければならない」(マルクス・ガブリエル)
新実存主義を提唱、いま世界から注目されている哲学者の、これは指針の一つ。「世界史の針が巻き戻るとき」より。
自然科学が人間生活に寄与した時代は過去のものとなり、産業資本と結節した科学技術の垂れ流す負の遺産が、人類のみか地球そのものをまで脅かす毎日である。
ガブリエルがとくに非難の対象とするのは物理学。この学問は現在、宇宙の構造を解明するという方向に研究が集中している。宇宙の構造など人類の生存と何の係りもない。エネルギー問題の解決こそが急務ではないのか、と。
物理学者には私も、原子力に変わる安全なエネルギーの開発にこそ注力してほしい。核開発で物理学は甚大なダメージを及ぼした。いまこそ人類のために役立つことをしてもらいたい。
もしや湯川秀樹博士が存命で今日にあったならば、車椅子で、核廃絶を訴える市民デモの先頭に立たれたことだろう。
核エネルギーというとんでもないものを知ってしまったが、核分裂をごく一部制御できるだけで、核廃棄物の処分すらできない科学技術。このコロナ禍で、多くの工場が停止し、膨大な数の自動車が走らなくなった効果で、空気がかなりきれいになり、遠くまで見通せるようになったらしい。結局、科学技術を使い経済活動をするのは人間。これから先、地球を破壊するのも、よくするのも人間。
閲覧(2166)
カテゴリー | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
|
コメントを書く |
---|
コメントを書くにはログインが必要です。 |