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　京都の伝統を誇る格調の高い料亭が、或いは銀座の有名クラブが事前紹介もない、フリの客はお断りするシステムを表す言葉として有名ですが（本当に全部そうしたか等は別の話）最近は余り耳にしていませんでした。

が私、今日体験したんです。「初体験」です（笑）。

　もちろん貧乏の冴えない熟年男だから「料亭やクラブ」ではない。
私は今年4月に都内S区からA区に転居した孤男。独身で知合いも皆無なので防衛本能が働く。
　
この時期恒例の「高齢者予防接種」のご案内によって住居に近い某医院に事前連絡した。

私：「A区から案内のインフルエンザの予防接種の件で電話しました。接種をお願いしたいのですが？」
医院：「予防接種ね・。今うちの医院にかかってます？」
私：「いいえ」
医院：「今までうちの医院に通院したことは？」
私：「いいえ」
医院：「そうですか。うちでは今、当医院にかかったことのある方を優先して対応しておりますのでちょっと出来かねます」
私「はぁ…、（げっ、飛び込みお断り？）」
医院：「そういうことですので」がちゃん！

えぇ！　これってひょっとしてA区のお決まり？
越してきてから、まだどこの医院にもかかってないのでどこも一見だし、どうしよう？

過去S区でも4回実施していて全て初めての医院だったが「ワクチンが今手元になく取り寄せると○○日以降になりますが」という日にちの調整が一回あったけれども、断られたことは一度もない。
　とにかく初体験のショックで次の候補医院は明日以降の連絡に持ち越しした。
それでなくともA区とS区の諸々の違いにがっかり・びっくりしているのに立ち直れるだろうか。

「一見さんお断り」A区おそるべし！