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　知り合いから聞いた話ですが、矢張り引っ掛かる寸前で防げたそうだ。

　警察によると、有名大学の名簿で被害に遭ってる人、しかも７０代の親が居て、生真面目な人が多いらしい。成程、私の家には掛かって来ない訳だ。

　手口は矢張り息子と名乗る男の声で、『スマホと大事な物が入ったカバンを盗られ、自分のスマホから電話出来ない。会社に600万もの損害与えてしまった。半分の300万は私の方で、何とか出来たが、残りの300万円貸して貰いたい。私は今会社の近くの病院で手当して貰ってるので、行けない。代わりに会社の同僚のＡ君に行って貰うが、お父さん頼む。』

　此の息子と名乗る男にまんまと騙され、見た事も無い通帳を沢山テーブルの上に広げ、預金引き出しの準備を始めて居た。奥さんがびっくりしたのは、見た事も無い通帳の山。「この人私に内緒でへそくりこんなに持ってたのかしら？」奥さんは御主人を様子が可笑しいので色々問い質したが、「息子が大変なのだ！御前は口出しするな！」と眼が座って居て必死の形相。其処で奥さんは、自分のスマホを使わず、近所の公衆電話から息子のスマホに電話したが繋がらない。2回電話して家に帰り、自分のスマホを眺めて居たら、息子から電話が掛かって来た。「お母さん、登録して無い番号から電話が2回掛かって来たが出なかった。お母さん電話した？」其処で奥さんは安心したのと同時に、スマホが盗れて居ないと御主人に言ったが、未だ納得して呉れない。其処で警察に電話したら、警察官が駆け付け、御主人を説得して呉れて、何とか詐欺に引っ掛からなかったとか。一旦暗示に掛かってしまったら、身近な人の人の言う事なんか聞き容れ無い。夫婦仲が良い悪いに係わらず、第三者（この場合警察官）の方が説得力が有った。

　生真面目な人、70代の人、有名大学、総合大学出身の婿が居る家庭は要御用心！